・16 ページ16
彼らは2年生になった。後輩は、まさかの2人。やはり少ない。
｢君たちが一年生だね。僕は凍氷A。一つ上なんだ。気軽に話しかけてきておくれ。あ、ちなみに女だよ。｣
｢え！？女の人！？凄い……めちゃくちゃかっこいいですね！！！！｣
｢灰原、先に自己紹介からでしょう。七海健人です。｣
｢あ、俺灰原雄です！！！好きな物は米と人、好きな女性のタイプは沢山食べる人です！！｣
｢あははっ！元気があって大変よろしい！七海に、灰原。初めての後輩が君たちみたいに可愛い子たちで嬉しいよ。｣
口元に指を添えて彼女はくすくすと笑った。かっこいい人だと思っていたが、笑った顔は随分と可愛らしい。
｢あ〜Aが後輩誑かしてる〜｣
｢硝子……誑かしてるなんて酷いなぁ……後輩の前では格好つけたいものだろう？｣
｢二人とも、騙されるな。この子はくそ可愛い。｣
｢硝子今日も絶好調だね。もうツッコまないよ。｣
これに毎回ツッコミを入れていたらこっちが大変になる。彼女もいい加減学習したのだ。
｢凍氷さん、めちゃくちゃかっこいいですよね！！女の人なのに！！憧れます！！｣
｢Aでいいよ。凍氷って呼びにくいだろう？｣
｢じゃあ、Aさん！｣
｢そうそう。そう来ないとね。可愛い後輩くんたちのために、今日は僕がなにか奢ろう！硝子もどうだい？｣
｢え、行く。どこ行くの？｣
｢そうだねぇ……焼肉でも行く？二人とも、まだまだ食べ盛りの高校生男児だしね。｣
｢いいんですか！？Aさんありがとうございます！｣
｢元気だね〜お姉さんびっくりだよ。｣
灰原のように明るく素直な性格の術師は彼女の周りにそうそういなくて、その犬のような性格は弟たちを思い出してしまう。
｢七海は、焼肉でいい？｣
｢はい。｣
｢それじゃあ、早速行こう！｣
｢……お前ら、Aと飯食いに行く時は心してかかれ。｣
｢あの人は未確認生物かなにかなんですか？？｣
その数時間後、家入の言葉の意味が分かり、夏油達と同じような反応をした後輩二人。
｢……先輩は僕が守る……！！｣
｢こう見えても特級だからね、守られるのどちらかと言うと君らなんだよ。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moo(プロフ) - 面白かったです！ (8月9日 2時) (
レス) @page47 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - これからも、更新頑張ってください！ (2021年2月16日 8時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月15日 22時
