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｢僕、水着の事とか分かんないよ？｣
｢お互い様だよ。｣
傍から見れば男2人が女物の水着コーナーで女の子宛の水着を選んでるように見える。まぁ、そうだよな……と夏油は内心ため息を着く。彼女が持っている女物の服はこの前買った物のみ。そりゃ普段通りで来るに決まってる。
しかし、デートであることに変わりないのでは！と夏油はやっぱり少し意識をしてしまう。
｢ラッシュガードと男物の水着でどう？｣
｢そんな事したら私が硝子に殺されるよ。｣
｢そっかぁ……じゃあどうしよう。｣
｢どんなのがいいのかなぁ……｣
二人で悩みながら、うーん……と首を捻る。ｼｬｯｼｬｯと水着のかかったハンガーを動かす。
｢あ、これいいんじゃないかい？｣
夏油かそう言って見せてきたのはカーキ色のフロントツイストのホルタービキニだった。色味は落ち着いているが、普段彼女が着なさそうな色。
｢他のよりかは露出が高いわけでもないと思うよ。｣
｢たしかに……でも、お腹出てて冷やさない？｣
｢んー……あ、パレオも着いてるよ。｣
真っ白なパレオ。それを腰に巻いておけば足は隠せるだろう。
｢試着してきたら？｣
｢……うん、そうだね。｣
水着を持って、彼女は試着室へと入っていった。
｢え、あの人女……！？｣
｢嘘〜……！でも、めっちゃかっこよかったよね……！｣
｢隣の人もイケメン〜……！｣
確かに彼女はかっこいい。しかし、それ以上に可愛いが上回るんだよ。それを知っていることに対しての優越感に浸りながら、彼女が出てくるのを待つ。
しばらくすると、ｼｬｯ!とカーテンが開いた。
｢やっぱり変じゃない？｣
少し恥ずかしそうに出て来た彼女にギュッと胸が掴まれる。思ったよりも薄い身体。折れてしまいそうなほど細い腰。うっすらとある腹筋。小さな肩。鎖骨。
え、この子こんなに細かったの？？？？と口を押えてｽｯと携帯を出した。
｢………写真撮っていい？硝子達に送る。｣
｢え……？いや、いいけど……｣
｢ありがとう。｣
写真を撮って家入達に送ると、すぐに返事が返ってくる。
"〈絶対それな。〉"
"〈決まりだろ、それで。〉"
私天才すぎない？と過去の自分を褒め讃えたい｢いいね、それにしよう。｣と彼女に笑顔を向ける。
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チビじゃねぇし、お前らが高すぎんだよ。♂ - ガチめに笑い方が宿儺になったのだが (2021年2月14日 4時) (
レス) id: 175edfd33c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 次男…………なんかあった説…………最っ高、であります！！！良い良い！！俺はいま機嫌がいい！！！！ケヒッもう、最っ高…………続き待ってます！ (2021年2月14日 3時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
rindou0505(プロフ) - とっても凄く好きな内容でした。本当に素敵な作品です。なんでお気に入りの登録者がこんなにも少ないのかが全く理解出来ません。が、応援しています。お身体に気を付けて作品の更新をして下さい。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: abbbc2a66d (このIDを非表示/違反報告)
しぃぷ(プロフ) - え、めっちゃ好き……最高か？秒でお気に入り登録しました。素敵な作品有難う御座います！！更新頑張って下さい！！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: c3f6824249 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 最高ですめちゃくちゃ面白い…好き… (2021年2月9日 22時) (レス) id: 470bfeaa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年2月9日 17時
