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にっこりと口角を上げてそこに立っている真希に、顔が引き攣る。
｢ま、真希ちゃん………｣
｢へぇ、作業中……ねぇ。へぇ〜、ふぅ〜ん？随分と楽しそうな作業だな。｣
｢…お前ら行くぞ。｣
｢あ、ちょ、おい、、！！｣
ただならぬ雰囲気に、幸慶を筆頭としたほかの彼らはそそくさと教室を出ていった。
｢ま、真希ちゃん、ちょっと話を聞いてくれ、｣
｢私のいい所は、なんだっけ？お前教えてくれたよな、私のいい所。努力家で、強くて、博識で、そして気が強くハッキリしてるところも魅力的だって言ってなかったか？｣
｢あー、つまりそれは……ほら………真希ちゃん限定だよ。｣
｢ははっ、あーそう。そうやって女を落としてきたわけだな。｣
｢ちが、そうじゃなくて…！｣
｢お前の性格がよくわかったよ色男。｣
｢真希ちゃん話し合おう…！｣
｢何を話し合うんだ？男女の関係ですらない私達が話し合うことなんてないだろ。｣
最初から最後まで全部聞かれてる。それが分かった時、頭をガンッと何かに殴られたような衝撃が走った。動けない。伸ばしかけた手が行き場をなくしそのまま止まった。動けないままのAを見て、真希はぷいっと顔を背けて教室を出ていく。
｢や、ら……かした………！｣
大きく溜息をつきながら机にうつ伏せて頭を抱える。真希との関係は順調、と言えば順調であり、何となくお互いがお互いを好きであることに気づいてはいた。
しかし、それ以上の関係に踏み込んで今までのものまで全て崩れてしまうのが、なんだかとても怖くて、それ以上先に行けなかった。それがもどかしくて、なんだかイライラして、でもそのイライラを他の誰かにぶつけることも出来ない。でもどこの誰ともしれない人間なら良かった。
そしていつも、本当にいつの間にかだ。いつの間にか女の連絡先が増えてる。
｢…………このヘタレが。｣
自分を侮辱する言葉を吐いても、それに返してくれる人間はいない。それは誰の耳に届くことも無く消え去った。
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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー！ (2021年9月5日 17時) (
レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん！！ (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん！ (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年6月6日 1時
