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Aの周りをうろついている彼らは誰か。そう聞かれて一番に思いつくのは幼馴染の彼らであろう。

幼い頃から全くと言っていいほど関係が崩れず、ずっとAに尽くし続ける彼らは、主従関係とはちょっと違う。幼馴染のような、仕事仲間のような。とにかく、彼らはAに心酔しているのだと思う。





「幸慶ってめちゃくちゃ筋トレ頑張るよな〜」

「俺の術式は力を倍にする術式だろ?そこに呪力を上乗せすればさらに威力は強くなる。でもそれだけじゃダメなんだよ。もとの力が強い方が威力も更に強くなる。だから、鍛えるのは大事だってAが。」

「珍しくすげぇ考えてると思ったらAなのね。」





「あんた、私の所によく聞きに来るわよね。まぁ術式同じだから当たり前だけど。」

「Aが、野薔薇ちゃんに聞けばきっともっと上達するって言うからね。聞かなくてもそれなりに強い自信あるけど。」

「あ、そーですか。」





「…おい、雅火なんか落とし……タバコじゃねーか…!」

「あ、それは…Aくんに持ってた方がいいって言われて…」

「は?Aに?」

「あ、別に強要されて吸ってるわけじゃないよ?僕自身吸わないからね。僕の術式はタバコを起爆剤にできるかもしれないから、吸えなくても火くらいは着けれるようになったがいいって言われてさ。」

「……なるほど。」





「お前医療班だろ。わざわざ体術の訓練なんてしなくたって、家入さんみたいに医務室でみんなの帰り待ってりゃいーのに。」

「Aが、一応身につけれるものは沢山みにつけた方がいいって…ほら、術師って常に人手不足だから…」

「なーるほど。」





Aが言った、Aが、A、A、A。全部が彼中心に回っているのかと思うほど。





「A、少し彼らを甘やかしすぎじゃないかい?」

「そう?」

「自分で考える力をつけさせないと意味が無いだろう。」

「それなら、もう自分で考えているじゃないか。考えているからこそ私に着いてくるんだよ。私に着いてくる事こそ一番安全で一番確実だと分かっているのさ。彼らは彼らなりに、自分の一番を考えているんだよ。」





そう言って、Aは得意げに笑った。その一番が、今後も揺るぎなく自分であると、彼は確信しているようだ。我が子ながら恐ろしい男だと、夏油は小さく笑った。

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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー! (2021年9月5日 17時) (レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん!! (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん! (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月6日 1時

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