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｢だって入っていきなりちゅーしてるとか思わねーじゃん？｣
｢あっはっはっ！思わない思わない！｣
｢手出すの早いね、Aは。さすが私の子。｣
教室の扉を開けると、自分の存在に気づいているのかいないのか、そんな会話をしている幼馴染(幸慶)と担任(五条)と副担任(父親)。
そんな彼らにボールペンを投げると、ﾋｭﾝｯと音を立てて間をすり抜け、壁に突き刺さった。
｢ひぇ……｣
｢先生方、おはようございます。随分と楽しそうなお話をしているご様子でしたけどHRの時間まであと10分ですよ。何一つ準備が終わっていないようですがどういう了見でしょうか。｣
｢くび、しまってるしまってる…！｣
二人の後ろから首へと腕を回しグッと力を強める。バンバンと腕を叩かれることも気にせず、ニコニコと笑いながら幸慶を見た。
｢幸慶、あとで校舎裏。｣
｢…ごめんて。｣
｢だからやめときなって言ったのに……｣
そう言った雅火は小さくため息をつき、その後ろでは幸穂がボールペンを抜こうと奮闘していた。
｢ねぇボールペン抜けないんだけど…！？！？｣
｢幸慶、責任もって抜いて。｣
｢俺かよ！？｣
Aは二人の首に回していた腕を弛めて、自分の席へと座る。
｢まぁ別に隠しておくつもりも無かったからいいけどね。あまりしつこいと次は折ってしまうかも。｣
｢怖い怖い怖い。誰こんな怖い子に育てたの……｣
｢私か………？｣
｢お前しか居ないだろ。｣
｢おめでとうA。今日のお昼は蕎麦でも食べに行く？｣
｢いいね、行こう。｣
二人の関係がうまくいったからといって、別になにかどうこう変わるわけでもない。いつも通り任務はあるし、いつも通り授業もあるわけだ。
｢はーい、HR終わり〜｣
｢今日自習だったよね。久々に同期水入らずで手合わせでもしない？｣
｢そうだね、やろう！｣
｢俺今度こそAに勝つから。｣
｢それはどうかな。｣
｢うちら見学する？｣
｢えー、やろうよ〜幸穂相手して！｣
｢仕方ないな〜｣
担任2人を教室に残し、彼らはぞろぞろと教室を出ていった。
｢恋に友情に勉強に任務に……充実してるねぇ、あいつの青春。｣
｢どこの少女漫画かと思った？｣
｢思った。｣
そう言って二人は笑うと、せっかくだし見学するかと彼らの後を追うように教室を出た。
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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー！ (2021年9月5日 17時) (
レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん！！ (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん！ (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年6月6日 1時
