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「え、じゃあ、とうとう!?」

「………あぁ。」





真希がそう言って頷くと、おめでとう真希さーん!と釘崎が抱きついた。





「やっとかよ。見ててウザかったから清々するんだけど。」

「二人とも好きって丸わかりなのになかなかくっつかないからね。」

「悪かったな。」




呆れ顔の二人だが、彼女らも可愛い弟と同期の幸せは何よりも喜ばしい事だった。





「え、いつから?」

「……昨日。」

「真希さんが照れてる…!?」

「照れてねーよ。」

「Aってホントすごいのね…」





こっわ、と釘崎は両腕を摩った。人たらしなのは昔から知っていたが、ここまで来ると恐ろしくて仕方ない。





「で?もうした?」

「昨日の今日でしたと思うか?」

「Aだし。」

「……否定してやれねぇ。」





そう言って、彼女は頭を抱えた。姉達にまでそのイメージを持たれているのが不憫というか、自業自得というか。





「……まだキスしかしてねぇよ。」

「あ、キスはしたんだ。」

「ディープ?」

「ちげーよ。」

「……え、やばぁ………めちゃくちゃ大事にされてんね。」

「知ってたか?まだ昨日の今日なんだよ。お前ら知ってるよな?」

「Aだから。」





ありえないとでも言うように顔を見合わせる双子。釘崎はさすがにAが不憫にも思えてきたようだ。





「あいつ普段どんだけ手が早いやつだと思われてんの?」

「実際どうなん?聞く?本人に。」

「やめてやれよ。」





スマホを取りだした菜々子の手を止めて、連絡を阻止する。





「ね、告白ってどんな感じだったんですか?」

「どんな…って言われてもなぁ。普通に、好き…って。」

「きゃーっ!♡♡」

「顔赤いよ、真希。」

「言うな。………あ、でもそういやぁ………」

「なに?」

「……なんか、プロポーズっぽい事言われた、気がする。」

「え、まじ!?!?」





なんて!?と、3人は彼女に詰め寄った。あまりにも近かったので彼女らの頬を押し離れさせる。





「落ち着けよ。」

「いや、だってさ。」

「で、なんて言われたの?」

「………えー、あー……確か………」





"『…………私に、真希ちゃんを幸せにさせてほしい。』"





その時言われた言葉を彼女らに伝えると、しばらくの間があったあと、きゃーっ!♡と悲鳴に近い歓声が上がった。

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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー! (2021年9月5日 17時) (レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん!! (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん! (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月6日 1時

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