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教室を飛び出してきたはいいが、彼女がどこにいるのかなんてさっぱりだし、連絡しようにも少し気が引ける。自力で探すか…と小さくため息を着くと、曲がり角のところでばったり会ってしまい、思わずぶつかってしまう。





「うぉ、」

「おっと…大丈夫?」

「あ、あぁ、大丈夫…」





思わず支えようとして引いてしまった腰から手を離す。どうするべきか。お互い何一つプランを考えてきていなかったものだからキョドってしまう。

お互いこんな反応を見せてしまうのは、相手がお互いであるからこそだろう。





「あー………その………任務?」

「いや、違う。」

「そ、うか………良かったら、その……話せないかな。さっきのその…弁解というか……」

「……あぁ、いいぜ。じゃあお前の部屋。」

「……え、わ、私の?」

「あぁ。なんか不都合でもあんのか?」

「いや……うん、わかった。そうしよう。」





別に部屋に呼ぶのには構わない。構わないのだがすごく困る理由がある。






「ちょ、ちょっとここで待っててくれるかな。」

「あ?」

「いや、今ちょっと散らかってるんだ。1分で終わらせる。」

「言ったぞ。」

「あぁ、言った。すぐ終わる。」





そう言って部屋に滑り込むように入り、テーブルの上の灰皿に手を伸ばした。その中身を乱暴にゴミ箱に捨て、洗い場に灰皿を置いて水につける。

中から聞こえるファブリーズの音に、真希もなるほどなと納得する。別にタバコを吸っていることを隠しているわけでは無いが、最低限のエチケットだと心得ていた。





「……大丈夫だよな?」





少し不安になりながらも、部屋の扉を開けた。





「ごめん、お待たせ。」

「あぁ。タバコの処理は定期的にしとけよ。」

「はは……あー……うん。」





タバコの臭いはなかなか落ちないもので、それでもほのかにタバコの臭いがした。でも、別に嫌なわけではないのは彼だからだろうか。





「コーヒーでいい?」

「いやいい。早く話に移るぞ。」





そう言って、真希は自分の隣を早く座れと言わんばかりに叩いた。Aはマグカップに伸ばそうとしていた手を引っ込めて、大人しく彼女の隣に座った。

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魔灯 - 任務代わってくれる棘君優しいな 真希ちゃんと夢主君幸せになってくれー! (2021年9月5日 17時) (レス) id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - 幸穂ちゃんマジかぁ.............実幸ちゃん達も辛いやろなぁ..........夢主くんがこの一件をきっかけに大量虐殺とかおかさなきゃいいけど......とめて夏油さん!! (2021年6月22日 20時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)
都和(プロフ) - ここで辛い展開やってくると思わなかった、、、頑張れ息子くん! (2021年6月22日 15時) (レス) id: a33a5cff70 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 真希ちゃんが男前過ぎて……(泣)逆にかっこいい (2021年6月18日 16時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ついに息子くんと真希ちゃんがッ!!!!!!!!嬉しい!!幸せ!!トキメキと癒しをありがとうございます!!今夜はお赤飯でお祝いしようと思います!!!!!!笑 (2021年6月9日 18時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月6日 1時

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