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｢王弟妃殿下！次はぜひ私と！｣
｢嬉しいお誘いだけど、そろそろ主人の御相手をしないと拗ねてしまいますから。｣
ね？とレオナの方を見ると、グッと眉をひそめて彼女を見た。
｢おい、何勝手なこと言ってやがる。｣
｢じゃあ踊らなくていいんですね？残念だわ。｣
｢……踊らないとは言ってない。｣
全く素直じゃない。そういう所は何年経っても変わらないな、とAはため息をつきレオナの手を取った。今までにない安定感。安心して身を委ねることが出来る。
これはお互いの信頼があるからこそだろう。
｢前より上手くなったか？｣
｢当たり前でしょう。｣
｢はいはい。｣
2人が微笑み会いながら踊る姿を、フロイドは壁によりかかりながら少し遠目で眺めていた。ジェイドとアズールはそっとしておいたが、そんなのお構い無しにリーベが彼の側へと寄ってくる。
｢フロイドくん、だよね。｣
｢……グラミーちゃんのお兄さんじゃん。｣
｢リーベ・フェリシアだ、よろしく。少しいいかい？｣
｢なに？｣
｢……妹のこと、支えてくれてありがとう。妹に、君には世話になったって聞いてね。｣
｢……別にぃ〜？｣
フロイドは少し照れくさそうにしながら、ソフトドリンクの入ったグラスに口をつける。
｢妹が好き？｣
｢好き……だった。グラミーちゃんのことは好きだけど、憧れだったんだと思う。｣
｢憧れ？｣
｢グラミーちゃんちょー可愛いじゃん。俺、人魚で、海の中でもあんな可愛い子そうそう居ねぇし。それに、一緒にいて楽しいし。最初はまじだったけどさ、今幸せそうだし。だから今は俺の永遠の憧れ……みたいな？｣
｢ははっ、なるほど。僕も若い頃あったよ。｣
｢え、お兄さんにもあんの？｣
｢もちろんあるさ。今こそ妻が一番だ。世界一愛してる。でも、若い頃にね、パーティで出会った美しい踊り子に恋をしたんだ。その恋は実らないまま、今も僕の思い出として心の中にあるよ。若さ故の一目惚れさ。……これ、妻には内緒だよ？嫉妬しちゃうからね。｣
｢……ま、いいけど。｣
フロイドはグラスの中のソフトドリンクを飲み干しすぐそこにいた使用人にグラスを渡す。曲が止まり、また2人の方を見ると楽しそうに笑いながら話をしていた。その様子を見て少し安心したように、フロイドも微笑んだ。
さよなら、俺の憧れ、俺の初恋。
幸せになれよ、絶対に＿＿＿＿＿＿＿＿
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乃亜(プロフ) - …フロイドいい奴！おじたん、夢主泣かせたら処す← (2020年11月5日 9時) (
レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
フェルス(プロフ) - めっちゃ好き過ぎます!!おじたんもフロイドのキャラが良い……ちょっと気になったのがプロフィールのとこに特技：料理ってあったんですがわざとでしょうか？わざとそうしているのならごめんなさい！結構前から、見させて頂いてまして言葉選びがマジで好きです。 (2020年10月30日 2時) (レス) id: e8ab3f41d1 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 無自覚、殺人な親父殿(ボソッ) (2020年10月26日 9時) (レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん！ - レオナおじたん大変だね...！夢主ちゃんが楽しそうでなにより！イデアちとのゲーム楽しそう！チェスが強いなんて凄いな〜！教えてくんないかな...夢主ちゃん！！ (2020年10月25日 13時) (レス) id: a175662a1a (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - ちょっと、毒舌になった夢主…いいね← (2020年10月25日 8時) (レス) id: 04cc2a38ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年10月16日 18時
