・9 ページ9
マジカルシフト大会当日。ファレナは急用でこれ無くなってしまうし、観客の群衆がパレードに突っ込んでしまうしで学園長にはなかなか会えずにいた。
｢おばたん、まだ大会始まらないの？｣
｢そのようですね……問題が起こってしまったようですから。｣
チェカは事の重大さを知らぬため、退屈そうにAの隣に座っている。
｢A様、怪我人は出て居ないようです。そろそろ始まるころかと。｣
｢そうですか。チェカ様、もうすぐ始まるようですよ。｣
｢はーい！｣
怪我人が出ていなかったにしては随分と時間がかかったな……とAは不思議に思ったが"楽しみだね！"とルンルンのチェカを前にまた笑顔をうかべる。
結果はやはりディアソムニアには勝てず。去年と結果は同じになってしまった。
｢レオナおじたん運ばれてっちゃったよ…！｣
｢大丈夫ですよ。おじ様はお強いですから。｣
｢うん……｣
｢あとでおじ様に会いに行きましょう。その前に、私は用があって……しばらくお待ちいただけますか？｣
｢うん！｣
｢チェカ様を頼みますよ。｣
｢｢｢はい！｣｣｣
チェカを護衛達に任せて、Aは学園長室へと向かう。別の教師に訊ねながらやっと学園長室にたどり着く。Aがノックをすると、中から"はーい？"と声がする。
｢……失礼いたします。｣
｢おや？あなたは……｣
｢お初にお目にかかります。A・フェリシアと申します。｣
Aが頭を下げると、学園長はハッ！と思い出したようにあぁ〜！と声を出した
｢あなたがですか！！すみませんねぇ今日は色々と問題がおきて……｣
｢いえ、お気になさらず。学園長程になると頼られることも多いでしょう。｣
｢はぁ〜〜〜〜〜〜！あなたなんていい子なんです！？うちの生徒にも聞かせてあげたいそのセリフ！！
……おほんっ。ファレナ様から事情はお伺いしています。こちらとしては特待生という特別な形での入学になりますが、入学は可能ですよ！｣
｢そうですか……私はどのような形でも構いません。入学させて頂けることそのものが名誉あることですから。｣
｢それは良かった！それでは、早速鏡の間に行きましょう！｣
Aは学園長の後に続き鏡の間へと向かう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2408人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに転校できているのですか？ご都合主義じゃないですか (2021年10月15日 15時) (
レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんきっとお強いんだろうな、、、(まだ読み途中)獅子の狩りは♀がやるらしいですし、、、(笑) (2020年11月18日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年8月28日 1時
