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｢フロイド……！｣
ジェイドがフロイドに駆け寄ると、フロイドは悔しそうに顔を歪めた。それは、どんな感情を意味するのだろう。
｢……認めるんですね。｣
｢えぇ。ここまでバレてしまっては、隠しようがありません。……しかし、このままでは私の立場が危うい。｣
ﾊﾟﾁﾝｯとAが指をならすと、手元に杖が現れる。その杖をﾄﾝｯと地面に叩くと大きな魔法陣が背後に現れる。
｢ま、魔法陣が……！｣
｢これ、寮長クラスとかそんな問題じゃねぇだろ………！｣
デュースとエースは、マジカルペンを構えることすら出来なかった。膨大な魔力の圧に身体が押し潰されそうになる。
｢皆さんには消えていただきましょう。……"我が守護神たちよ。今ここに目覚めたまえ＿＿＿＿"｣
｢……！皆さん、構えてください！ジェイド、フロイドを頼みます！｣
ジェイド｢はい……！｣
｢"兵士たちよ、いざ参らん＿＿＿！"｣
彼女の背後にあった魔法陣が光ると、鎧を纏った兵士がぞろぞろと出てくる。しかし、守護神、と言えど魔物に過ぎない。寮長クラスのレオナやアズール、そしてルークが居れば何とかなった。
｢やはり、あなた方相手では少しパワーが足りませんね。｣
｢……これ以上は禁忌だ。諦めるんだな。｣
｢まさか。私の図太さはあなたがよく知っているはずでしょうに……しかし、そうですね。｣
Aはチラッとマジカルペンを見ると口角を上げた。
｢タイムリミットのようです。｣
その言葉と共に、彼女の黒く濁ったマジカルペンから黒いモヤが現れる。
｢これは……！｣
｢毛がぞわぞわするんだゾ…！｣
｢グラミーちゃん……！もうやめろって……！｣
｢ふふっ、フロイドさんには感謝してもしきれませんね……ユウさん、もちろんあなたにも。｣
｢………え………？｣
返事を聞く間もなく、彼女は強い魔力に飲み込まれてしまった。次の瞬間には彼女の姿は変わり、ブロットに飲み込まれてしまっていた。
｢…………なるほど。お前らしくねぇ考えだ。｣
レオナはマジカルペンを握る手にグッと力を込めた。
｢そっちがその気ならこっちは正気に戻すつもりで、手加減なしでやってやるよ。怪我しても恨むんじゃねぇぞ！｣
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ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに転校できているのですか？ご都合主義じゃないですか (2021年10月15日 15時) (
レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんきっとお強いんだろうな、、、(まだ読み途中)獅子の狩りは♀がやるらしいですし、、、(笑) (2020年11月18日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年8月28日 1時
