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｢うーん……｣
オンボロ寮では、ユウ達が頭を抱えながら怪我人のリストとユニーク魔法のリフトとにらめっこをしていた。その中には、シフトのため来れなかったフロイドの代わりに、ジェイドの姿があった。
｢ジェイド先輩が手伝ってくれるってなんか……意外ですね。｣
｢おやおや。そうですか？｣
｢確かに……対価もなしに俺たちに協力なんて……｣
｢それは少し違いますね。僕はAさんとフロイドのために協力しているだけです。｣
あぁ…だろうと思った、とエースはため息をついた。
｢しかし、今回は随分と難航しますね。｣
｢これは相当なやり手ですよ！｣
｢ユニーク魔法もジェイド先輩が調査してくれたが、人の気を失わせてしまうユニーク魔法を持つ生徒は何人かいたけどアリバイがある………｣
｢そのうちの半分は事件の被害者ってわけね。｣
｢意味わかんねーんだゾ〜！｣
"はぁ〜…"と全員が溜息をつき、ユウはもう一度メモに目を通した。
｢………ん？｣
｢どうかしましたか？｣
｢………怪我した人達は、一瞬の間気を失った。それも……まるで眠ったような感覚……｣
｢それがどうかしたのか？｣
｢………いや……でも………｣
｢………監督生さん。なにか思い当たる節があるのなら、どんな事でも構いませんよ。｣
｢………実は…………｣
ユウは先日のAとの会話を話す。
｢いやいや、Aさんが犯人なわけないっしょ！｣
｢Aさんは被害者だろ？｣
｢だよね……｣
｢………いいえ、その線も無きにしも非ずです。｣
｢｢｢え？｣｣｣
｢……今日、フロイドが居ない理由もそれです。どうやらフロイドは、今回の事件のことを何か知っているようなんです。もしかしたら、Aさんを庇っているのでは……と思い、フロイドの代わりに僕が来れるようにとアズールと相談したんです。｣
｢でも……だからってAさんが犯人とは……｣
そんな時、コンコン、とオンボロ寮のドアが叩かれる。ユウは"ちょっとすみません…"と断りを入れてから足早に入口へと向かった。
｢はい。｣
｢ボンジュール！ムシュー！｣
｢ルーク先輩……！？！？｣
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ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに転校できているのですか？ご都合主義じゃないですか (2021年10月15日 15時) (
レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんきっとお強いんだろうな、、、(まだ読み途中)獅子の狩りは♀がやるらしいですし、、、(笑) (2020年11月18日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年8月28日 1時
