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｢お前たちどこに……おや？｣
モストロ・ラウンジの扉を開けると、細身の生徒がカウンターに座ってなにやら作業をしている様子だった。
｢みてみて〜アズール〜グラミーちゃん。この前話したでしょ？｣
｢話したも何も今噂になってるじゃないですか。突然出ていったかと思ったら彼女を探しに？｣
｢えぇ。フロイドがどうしてもと聞きませんので。｣
｢初めまして。A・フェリシアと申します。｣
｢オクタヴィネル寮寮長のアズール・アーシェングロットです。さぁ、そんなところに立っていないでこちらにどうぞ。｣
Aはカウンターの椅子を引いてそこに座ると、中に入ったフロイドがカウンター越しに"何にするー？"とメニューを見せてくる。
｢それじゃあ、紅茶をいただきます。｣
｢はーい。ジェイド〜オレが淹れる〜｣
｢おや、珍しい。｣
｢もしかして、まだ開店前ですか？｣
｢いえ、今日は休業日ですよ。なのでモストロ・ラウンジの在庫確認でもと思って来ていたんです。｣
｢じゃあ、私が来てもよろしかったんでしょうか。｣
｢構いませんよ。しかし、フロイドがこうして休業日に誰かを連れてくるなんて思いませんでした。珍しいことがあるものです。あいつは休みの日までラウンジで働きたくないと言うようなやつですし。｣
｢同じクラスだから気にかけてくれているのかも知れませんね。｣
アズールは、ほう…と頷いてAを横目で見る。噂通りに綺麗な容姿。フロイドが彼女に構うのはそのせいなのだろうか。
｢はい、紅茶〜ストレートでよかった？｣
｢構いません。ありがとうございますフロイドさん。｣
｢いいえ〜｣
フロイドは紅茶を飲むAをニコニコとしながら見て、"美味しいです"と彼女が言えば、嬉しそうに笑った。
｢ほんと〜？良かった〜！｣
その様子にジェイドとアズールは面白いものを見たと顔を見合わせて笑った。
｢珍しいフロイドが見れましたね。｣
｢えぇ。しかし………｣
｢……そうですね。｣
アズールは、フロイドと話すAに声をかけた。
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ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに転校できているのですか？ご都合主義じゃないですか (2021年10月15日 15時) (
レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんきっとお強いんだろうな、、、(まだ読み途中)獅子の狩りは♀がやるらしいですし、、、(笑) (2020年11月18日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年8月28日 1時
