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Aは学園長に支給された制服に身を包み登校初日の準備を始めた。
｢失礼しまーす。……お、Aさん着替え終わったみたいっすね。｣
｢おはようございます。レオナ様はまだお目覚めでないのですか？｣
｢いつもの事っすよ〜｣
｢……はぁ……私が起こしてきます。｣
｢え、大丈夫っすか……って大丈夫か。｣
あの日、初めて会った時のAを見ていたラギーには確信があった。絶対大丈夫だろうと。Aは部屋から出るとレオナの部屋に入っていく。
｢レオナ様、早く起きてください。ラギーさんがお困りですよ。｣
｢……あぁ？｣
｢授業に出てください。3年生の授業を何度もやっているのは自分の責任なのですから、授業には出て頂かないと。それとも、無理矢理起こせと？｣
｢あー………わかったから……すぐ行く……｣
｢必ずですよ？後でお話伺いますからね。｣
Aはラギーに"あとお願いします。"と伝えてから寮を出た。2年生の教室の場所は教えて貰っていたので、ちゃんとたどり着くことが出来た。
Aが教室に入るとまさか同じクラスだとは思わなかった生徒たちがザワつく。
｢お、おい、あの人が………｣
｢あぁ、転校してきたっていう………なかなか綺麗じゃん？｣
｢想像より断然綺麗だって！｣
｢王族だろ？確かレオナ・キングスカラーの許嫁……そりゃ綺麗なわけだろ。｣
｢お前声かけろよ。｣
｢はぁ！？無理無理！お前いけよ！｣
声くらいサッとかければいいものを……Aは呆れてしまった。男子校とはいえここまでヘタレな男どもの集いとは思わなかった。しかし、誰しもが緊張する中何事もなく声をかけたのがフロイドだった。
｢へぇ〜ほんとに転校してきたんだ〜陸の女の子。｣
｢あら、なにか御用で？｣
｢別にぃ？用がなきゃ声掛けちゃいけないのぉ？｣
｢普通は用があるから声をかけるものなのでは？初対面ですし。｣
｢あはっ、グラミーちゃん面白いねぇ？｣
｢ぐら、みー？｣
｢そ、レッド・グラミー。ちっちゃくて可愛いんだよ〜？｣
変なあだ名をつけられてしまったな……とAは思うが特に気にしてはいなかった。それよりも、目の前にいきなり背の高い男が現れたことに驚いていた。
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ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに転校できているのですか？ご都合主義じゃないですか (2021年10月15日 15時) (
レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんきっとお強いんだろうな、、、(まだ読み途中)獅子の狩りは♀がやるらしいですし、、、(笑) (2020年11月18日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年8月28日 1時
