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｢でぇ！？お、女の人！？｣
｢ひ、久々に見たな……｣
｢うっわ……綺麗な人………｣
学園に入ってしまえば女性との会話は完全に無くなる。あるとするならホリデー、もしくはイベント事のある日だけだろう。そのため、エース達は今死ぬほど緊張している。
｢A、お前来てたのか。｣
｢もちろんでございます。お久しぶりでございますレオナ様。お身体の具合はいかがですか？｣
｢別に、これくらい大した事ねぇよ。｣
｢ね、おばたん！おじたんかっこよかったよね！｣
｢はい、そうでございますね。……しかしそれはよろしいですがねチェカ様。おば様とお約束したでしょう。私が用を済ませるまでお待ちくださいと。｣
｢だって、おじたんにはやく会いたかったんだもん……｣
｢だからといって護衛の元を離れるとは何事ですか。立派な王になりたいのであれば、まずは忍耐をおつけなさい。｣
チェカを叱るその姿はおばと言うよりも母親だ。普段はあまり叱らぬAももちろんちゃんと叱る。これもおばであり世話係の仕事であるとちゃんと分かっているのだ。
｢臣下を困らせるような王は将来苦労なさいますよ。護衛の言うことはちゃんとお聞きなさい。｣
｢……ごめんなさい………｣
｢分かればいいんです。｣
｢ありがとうございます、A様！｣
｢これも私の仕事です。あなた方も子供だからと甘く見てはなりません。相手は王の血を引くものなのですから。チェカ様もちゃんとご成長なさっているのです。｣
｢｢｢はい！｣｣｣
数年も経てばAも逞しくなるものだな、とレオナはぽけーっとその様子を眺めている。後に自分が叱られることを知らずに。
｢チェカ様、今日はもうお帰りなさい。私は用を済ませたあとすぐに追いますから。｣
｢うん………おばたん、ごめんね……？｣
｢もう怒っておりません。以後お気をつけくださいね。｣
｢うん……｣
｢それでは、お願いします。｣
｢護衛を1人残しましょうか？｣
｢ご心配には及びません。私よりもチェカ様を。次目を離したら今度こそ見失うやもしれません。｣
護衛にまで指示をだす。やはり逞しくなったのだろう。初め来た頃は少しオドオドとしていたのに…とレオナはそれを眺める。もう一度言おう、彼はこの後叱られることを知らない。
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ななしのヴィランズ - なぜ男子校であるナイトレイブンカレッジに転校できているのですか？ご都合主義じゃないですか (2021年10月15日 15時) (
レス) @page1 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです！夢主ちゃんきっとお強いんだろうな、、、(まだ読み途中)獅子の狩りは♀がやるらしいですし、、、(笑) (2020年11月18日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年8月28日 1時
