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「おやおや。電気ナマズの攻撃でもくらったかのように震えて……無様ですねぇ、みなさん」
「テメェら、気づいてたのか!」
「当たり前でしょう。机の下から丸見えでしたよ、そのフサフサの尻尾がね。まぁ、一番はAの勘のおかげですかね。よくやりました。褒美は後であげますからね」
アズールがAにそう言うとAは嬉しそうに笑った。いつもほとんど無表情のAのそんな表情を見ることの無いエース達は少し驚いていた。
「どうやら君たちは契約書を盗もうとしていたようですが……実は、僕とA以外が触れると電流が流れる仕組みになっているんです。残念でしたね。」
「そ、そこまでするか!?」
「……言っただろ?アズールの契約書は絶対に破くことは出来ないって。話、聞いてた?」
Aはまるで煽るような視線を向けながらそう言った。しかしその視線にはアズールの計画を邪魔する彼らに対する少しの殺意も込められているような気もする。
「何で結果が分かりきってんのに挑んで来んの?」
「フロイド。そんなに笑ってしまってはかわいそうですよ。」
「……あいつらもあいつらなりに、無い知恵を絞って頑張ってるんだ。」
「大事なものを盗もうとする悪い子にはお仕置が必要ですね。」
「二度とこんなことを考えないようにしっかりと躾けなくては。」
「順番に絞めたげるからねぇ。」
「くっ……来るぞ、お前ら!」
しかし、相手は寮長クラス。それにプラスあの双子も強ければAはそれ以上の魔力を持っている。そんな相手にまだ一年生の彼らが適うはずもなかった。
「くそ、寮長クラスってのはこんなに強いのか!」
「これに懲りたら、契約書を盗もうなどと考えないことです。」
「それより早くアトランティカ記念博物館に行った方がいいんじゃない?」
「タイムリミットは明日の日没まで。もう時間がありませんよ。」
「……こんなくだらない作戦を考える暇があったら、そっちを優先した方がいいかもね。」
「ま、今からオレらにボコボコにされて保健室で寝てたらもうタイムリミットかもだけどね〜!」
なんの考えもなしに彼らに挑んでもただやられてしまうだけだった。
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紫苑(プロフ) - おおー!やっとくっついた。最高。ご馳走様ですた (1月5日 18時) (レス) @page22 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
るん - は?すき (2021年7月27日 5時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぎむれっと。(プロフ) - めっちゃ面白くて一気に読んでしまいました!更新楽しみにしてます! (2021年1月31日 17時) (レス) id: 429885c0b2 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - このシリーズ大好きです!うぶなアズールとヘタレ?な夢主メチャクチャ読むとき萌えています///(/▽\)♪これからも無理をせず頑張ってください!更新楽しみにしています! (2020年11月17日 21時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
soufflé(プロフ) - 花蛸花さん» わぁぁぁ!本当にありがとうございます!これからも頑張ってください応援してます! (2020年11月2日 17時) (レス) id: 3ccd13ceb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花蛸花 | 作成日時:2020年9月11日 0時