・23 ページ22
あの2人は付き合ったからと何か変わるわけではない。いつも通り生活するだけだ。
「いつも通りすぎて気持ちわりぃんだけど。」
「仕方ありません。今まで両片思いだったんですから。」
付き合えばもう少し進展があるかもしれない。期待していたリーチ兄弟は大きくため息をつく。
「……でも、アズールは違うようですね。」
「なんで?」
「あれ、よく見てください。」
ジェイドが指した方には談話室のソファーに座り、アズールに寄りかかり手をいじるAといつも通り本を読むアズール。一見いつも通りの光景だが一つだけ違うところがあった。
「……あはっ、アズール茹でダコじゃん。」
「でしょう?」
平然を装っているつもりだろうが意識しすぎてしまい全て顔に出てしまっている。
「Aは?」
「……特に変化がないですね。」
本当になんの変化もない。本当にいつも通りアズールの傍にいる。
「好きじゃねぇってことは無いはずなんだけどなぁ。」
「昔から読めないところがありますからね。まぁ、そこが面白いんですが。」
「Aが動かなきゃカップルらしいことなんも起きねぇじゃん。」
"つまんね〜"っとフロイドは大きく伸びをして部屋に帰っていく。そして翌日、部屋から出てきたのはAだけだった。
「おや、あなただけなんですか?まさか喧嘩でも?」
「喧嘩?珍しいね〜」
「………してない。アズールは今日休み。」
「休み?風邪ですか?」
「よく休むって言わなかったね〜」
「………アズールが行けって。あと、風邪じゃない。」
風邪じゃないならなんだ。とリーチ兄弟は顔を見合せその間にAは食堂に向かった。気になった2人はこっそり部屋の中を覗いた。
「いったぁ……あいつ手加減を知らないのか……!」
ベットの上で腰をおさえながら文句を言うアズールを見て2人は察しが着いたようだ。どうやら腰が痛くて起き上がれないらしい。
「カップルらしいことが起こりましたね。」
「Aやるぅ〜」
2人が進展したことにより気分を良くした2人は、その日一日中上機嫌だった。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←・21 両親設定
1699人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫苑(プロフ) - おおー!やっとくっついた。最高。ご馳走様ですた (1月5日 18時) (レス) @page22 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
るん - は?すき (2021年7月27日 5時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぎむれっと。(プロフ) - めっちゃ面白くて一気に読んでしまいました!更新楽しみにしてます! (2021年1月31日 17時) (レス) id: 429885c0b2 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - このシリーズ大好きです!うぶなアズールとヘタレ?な夢主メチャクチャ読むとき萌えています///(/▽\)♪これからも無理をせず頑張ってください!更新楽しみにしています! (2020年11月17日 21時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
soufflé(プロフ) - 花蛸花さん» わぁぁぁ!本当にありがとうございます!これからも頑張ってください応援してます! (2020年11月2日 17時) (レス) id: 3ccd13ceb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花蛸花 | 作成日時:2020年9月11日 0時