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ジェイドとフロイドが珊瑚の海に行っている間、Aはアズールの代わりに前日のレジ締めを行っていた。





「………ちゃんとあってる。」

「ありがとうございますA。」

「……これくらい、なんてことない。」

「あなたのおかげでとても助かっていますよ。」





アズールがいつものように頭を撫でてやると、Aは嬉しそうに笑った。





「しかし、お前を残したのはいいですが良かったんですか?久しぶりに珊瑚の海に行かなくて。」

「……別に。アズールといたかったから。」





ニコッと柔らかく笑うAの頭をアズールは優しく撫でる。可愛くて可愛くて仕方がないと言うような表情だ。





「…そろそろあいつらが戻ってくる頃ですね。」

「……俺、開店準備進めてくる。」

「いいえ、それはイソギンチャクに任せましょう。お前はここで僕の仕事を手伝ってください。」

「……分かった。」





Aは嬉しそうにアズールに引っ付くと、アズールはそれが嬉しくてたまりませんと言ったような表情をする。傍から見ればなぜ付き合っていないのか疑問で仕方ないだろう。





「そういえばハーツラビュルの生徒が一人、まる3日も行方不明だとか。あなた何か知りません?」

「……さぁ?知らない。」

「嘘おっしゃい。」





アズールはAの少しの表情の変化にも気がつく。そのため少し泳いだその目を見てAが嘘をついている事くらいすぐにわかった。





「彼はどうしたんです。まさか消滅させてしまったとか?」

「……そんな事してない。1cmくらいの大きさにして俺の部屋にある瓶に閉じ込めてる。」

「はぁ……なんでまた。」

「……アズールのこと馬鹿にしたから。少し灸を据えてやろうと思って。」

「全く……明日にはちゃんと帰すんですよ。」

「………わかった。」





アズールがAに手を焼いてしまう理由。それはアズールをバカにした人物をユニーク魔法で小さくし閉じ込めてしまうからだ。瓶に入れてその瓶に幻覚魔法をかける。そうすれば中にいる生徒からは暗い深海が広がっているように見えるのだ。

自分のためにしてくれるのはいいが、犯人がすぐに分かってしまい必ずアズールに苦情が来るので切実にやめていただきたい。

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紫苑(プロフ) - おおー!やっとくっついた。最高。ご馳走様ですた (1月5日 18時) (レス) @page22 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
るん - は?すき (2021年7月27日 5時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぎむれっと。(プロフ) - めっちゃ面白くて一気に読んでしまいました!更新楽しみにしてます! (2021年1月31日 17時) (レス) id: 429885c0b2 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - このシリーズ大好きです!うぶなアズールとヘタレ?な夢主メチャクチャ読むとき萌えています///(/▽\)♪これからも無理をせず頑張ってください!更新楽しみにしています! (2020年11月17日 21時) (レス) id: 7c94aa4f70 (このIDを非表示/違反報告)
soufflé(プロフ) - 花蛸花さん» わぁぁぁ!本当にありがとうございます!これからも頑張ってください応援してます! (2020年11月2日 17時) (レス) id: 3ccd13ceb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2020年9月11日 0時

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