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「ねー、おかしいとこ無い?」

「ないない。Aはなーにしても可愛い♡でもそのかっこちょーっとばっかしえろくない?スカート短いしストッキングちょっと薄いよ?もう少し濃いのにしない?いっそのことジャージでも可愛いからジャージでいいよ、うん。」

「文句しか言わないじゃん。」





鏡の前で体のあちこちをみて変じゃないかと悩むAの後ろでは、心配になって朝から様子を見に来た父・五条悟の姿があった。

結局、さすがに動物園は寒いだろうと考えた伏黒は彼女を水族館へと誘ったわけだが、どっちにしろ五条は不服である。なぜなら自分と出かける時より娘がオシャレだからだ。





「べっつにそんなにオシャレしなくたっていいでしょ。」

「そんな訳にもいかないでしょ。ねー、メイク濃くない?」

「だから可愛いって。世界一可愛い、化粧なんて必要ないよリップだけで十分。」

「……はー……ほんと女心がわかってない。傑くん呼んで、傑くん。それか雄くんか建人くん。」

「パパじゃ不満!?」

「何をそんなイラついてんの?朝から押しかけてきて。」





今度は鏡台の前に座り温めておいたヘアアイロンで髪をまとめる。そんな事をしなくても元々がストレートなんだからする必要もないだろうに、と五条は思ったが、そんな事を言ったらまた女心がわかってないと言われるだけだと口を閉ざした。





「……Aは恵が好きなの?」

「……は?何いきなり。」

「好きなの?」

「……いや、好きだけど……」

「そういうんじゃなくて。Love?」

「はぁ?……そんなの考えたことも無かったかも。」





まとめ終わった髪を触り、彼女はそう言った。傍から見れば両想いにしか見えないけれど、彼女自身自分が伏黒を好きであることに気づいていない。いや、気付かないふりをしているだけかもしれない。

その一番の原因は、今まで恋愛について触れさせて来なかった五条なのだが。





「………………そ。」

「………え、なに?」

「いーや。でも流石に恵に同情する。」

「はぁ?」





訳分からんと言いたげに首をかしげながら、彼女はネックレスをつけた。

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名無し88832号(プロフ) - 告白して結ばれたからそろそろ完結かな?ってめちゃくちゃ心配してましたが続編まだあるようでとても嬉しいです!!!!番外編も楽しみです(*^^*) (2021年6月12日 2時) (レス) id: d28695a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 遂に告ったぁぁぁー!!!告白の仕方がいい!!好き。 (2021年6月11日 23時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
リサっペ(プロフ) - 33は何処へ?!?!?! (2021年6月11日 21時) (レス) id: 8897e851e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - 娘ちゃんと恵くんのデート、ニヤけちゃうwww続きが気になるぅ!!!! (2021年6月11日 8時) (レス) id: 908e4168b8 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 娘ちゃんと恵のデート回!!待ってました!!!!(嬉泣)陰からこっそりニヤニヤしながら覗かせて頂きます!!!!笑 (2021年6月9日 19時) (レス) id: addf3f5d58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年5月28日 0時

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