反社(本業)とJK-2【東リべ】

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今日は常にボスの隣に張り付いている三途もNo.3の鶴蝶もいない。しかし、事務所で仕事をしていたその他幹部が着いているので、なんら問題はないわけだ。と言っても、動けるのは望月と蘭の二人のみ。まぁそもそもの話が、二人いても多すぎるくらいだ。佐野は何かあれば自分で対処出来る。無敵のマイキーは健康状態こそ最悪ではあるが健在である。

車を二台に分けて蘭とAの住むマンションへと向かうと、4人仲良くエレベーターに乗る。





｢マイキーアイツらに会ったことあるー？｣

｢あるって言うか、なんか微妙に懐かれてた。くそ生意気だったけど。｣

｢元気だったもんなぁ、あいつら。俺の体力上回って走り回ってくの勘弁してほしかった……｣

｢ガキなんて元気があってなんぼのもんだろ。｣

｢俺らがガキの頃はもっと元気有り余ってたんじゃねぇか？｣





喧嘩ばかりの日々を送ってきたであろう望月が鼻で笑うと、｢確かに｣と蘭はケラケラと笑う。エレベーターの扉を抑え、佐野よりも先にまずは望月がそこをおりる。セキュリティの問題もあるので何も無いとは思うが、念には念を入れておく必要がある。

玄関の扉を開ければ、ワイワイと何やら楽しそうな声……と言うよりも、何やらモメている様子だった。まぁ予想はしていたのでスルーすることにする。そんなのお構い無しにレオが彼らを出迎えると、｢ただいまぁ〜｣と彼の頭を蘭が撫で回す。





｢あいつらなんか喧嘩してんの？｣





蘭の問いかけに、レオは首を傾げるばかりだ。そりゃそうだ、と小さく笑い、蘭を先頭にして続々と家の中へと入っていく。





｢だから！！お前は！！キッチンに！！入るな！！！！｣

｢俺だって包丁握るくらいできるに決まってるだろ……！｣

｢死人を出そうとしてらっしゃる……？｣

｢出さねぇよ……！｣

｢鶴蝶さんそいつ抑えろ！！！麻酔打て麻酔！！！｣

｢誰でもいいから早く切ってくれる？｣





何やら揉めていると思えば、反社と高校生が揉めているのではなく、高校生同士が揉めているようだ。

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