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｢あ、真希ちゃん。｣
｢よぉ、A。……なんか背伸びたか？｣
｢え？あぁ…少し伸びたかもね。｣
訓練をするべくグラウンドに行くと、2年と1年の合同訓練が行われていた。久しぶりに会ったAは少し身長が伸びており、真希と同じくらいになってしまっていた。
｢まぁ、男だし、あいつの息子だしな。｣
｢Aくんはすぐ僕のこと追い越しそうだよね……｣
｢うん。憂太くんくらいすぐ越すよ。｣
｢そんなはっきり言う…！？｣
｢こんぶ〜…！｣
｢棘くんは小さいからいいんじゃない？私は可愛くていいと思うよ。その方が好きだ。｣
Aがそう言って微笑むと、狗巻は顔を赤くし、お"か"か"！と叫んで許してしまった。Aに越されるのが嫌だと言っていたのに単純なものだ。
｢この人たらしめ。｣
｢ぱぱ〜Aがまた人をダメにしようとしてる。｣
｢なに…っ！？｣
｢菜々子、めんどくさくなるから言っちゃダメ。｣
｢A〜！悠仁と野薔薇と手合わせしてやってよ！｣
｢え、私が？｣
｢お、いいぜ！手加減しねーから！｣
｢年下だからって容赦しないわよ！｣
｢………お前ら、後悔するぞ。｣
伏黒はそそくさと2人のそばを離れて2年生達の輪の中に入っていく。
｢…別にいいけど、ハンデもなしでいいのかい？｣
｢んーハンデねぇ……｣
五条がうーん…と悩んでいると、Aがちょいちょいと手招きをした。五条は不思議そうな顔をしながら少し腰を曲げる。すると、Aは五条の目隠しに手を伸ばし、スルッと優しくそれを外した。
｢借りるね。｣
｢………きゅんっ………｣
｢A！！！今すぐその変態から離れなさい！！！｣
はいはい、とAはそれを軽く流した後メガネを外してそれを五条に預ける。グラウンドの方へと出ると、その目隠しをつけた。
｢よし、ハンデはこれでいいね。｣
｢はぁぁぁぁ〜〜〜？？？？随分なめてくれるじゃないのよ。｣
｢怪我しても知んねぇよ？｣
｢逆にそちらが怪我をしなければいいですね。女と素人だからって、私は容赦しませんから。｣
そんな彼らを、五条達はニヤニヤとしながら眺めていた。
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零落(プロフ) - 久々に占ツクに戻ってきたら超良作に出会って、一気に最新話まで読んでしまいました。話の途中で何度も笑ってしまったり、感動したり…もう最高です！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしております。 (2021年6月4日 6時) (
レス) id: 35493f6139 (このIDを非表示/違反報告)
方言男子 - やべ、性癖に刺さった (2021年5月26日 18時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
海洋生物(プロフ) - 続編おめでとうございます！成長した夢主くんかっけぇ！あと面白い！これからも頑張ってください！ (2021年5月25日 7時) (レス) id: c21e60aa61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年5月25日 5時
