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｢女は女らしくしなきゃいけないって誰が決めたの？｣
もちろん、その親の子であるAもそれに反論する。
｢そうじゃねぇ。王族という肩書きがある限り、それに見合う女にならなきゃならねぇんだよ。お前にはそう教育してきたはずだろ！マリアの腹から出てきたくせになんでお淑やかにできない！何を言っても問題ばっかり起こしやがって……！｣
レオナは頭に血が上っているようで怒鳴るようにAに言った。当然、その言葉達はAの地雷を踏み抜き、フロイドは"あ、やべぇ"と言わんばかりにAを見る。
｢だからそれが嫌なんだよ！なによ肩書きって！お淑やかになれなくて悪かったわね！どっかの誰かさんが傲慢で怠慢なおかげでこうなってんのよ！別に、産まれてきたくてあんた達のところに産まれたわけでもないでしょ！？ホントならこんな硬っ苦しい家にきたくなかったわよ私だって！｣
｢……てめぇ、親に向かってなんて口聞いてんだ？｣
｢何度だって言ってやるわよ。あんたのことなんか、親だなんて思ったことない！｣
｢このガキ……！｣
｢レオナ・キングスカラー！！！！｣
マリアが大きな声でそう叫ぶと、毛が逆立っていたレオナがピタッと大人しくなった。
｢実の娘に手を上げようとするとは何事ですか。少し落ち着きなさい。｣
｢……悪い。｣
｢……A、あなたにも非はあります。お父様に謝りなさい。｣
｢いや。｣
｢A。｣
｢だって本当のことでしょう？子供は親を選べない。あんた達もそう。それはよく分かってるでしょ？｣
｢……そうね。でもその分あなたのことは幸せに育ててあげたと思っています。｣
｢思ってるだけじゃない。私が幸せかどうかは私が決める。あんた達親が決めていい事じゃない！｣
｢……！A！｣
Aは引き止めるマリアを無視して"ｸﾞﾙﾙ"と喉を鳴らし保健室を出ていった。マリアは眉を下げ、レオナもバツが悪そうにガシガシと頭をかく。そんな中、ユウが"あの…"と口を開いた。
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パンの耳だけ捨てました - 一気読みしてしまいました！ほかの作品も見てみようと思います。てかストーリー作り上手すぎないですか...！ (2021年10月2日 11時) (
レス) @page31 id: 3542138bb7 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - めっちゃ良い作品！！作者なんていう人だろ！！って調べたら花蛸花さんだった………ていうことが最近頻発してます（笑）花蛸花のペースで、更新頑張ってください。他の作品も応援しています！ (2021年6月14日 17時) (レス) id: 3b50ba95a6 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» でもご安心を！(？)お気に入りと高評価はもちろんのことさせていただきますので！ (2021年1月16日 17時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» はい、でもどうやらフレンドの上限がダメなようで少し残念ですが... (2021年1月16日 7時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 花蛸花さん» あの、すごく好きです！ゲームID登録とこの作品のお気に入りと高評価させてもらってもよろしいでしょうか？ (2021年1月16日 7時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2020年11月6日 0時
