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あの後、車に乗って数分でパチンコに行く気分でなくなったため予定を変更しAは梵天管轄の裏カジノへ。勝負はもちろん大勝ち。半間は彼女にぼろ負けして手足を縛られた男を引きずり、車のトランクへと放り込んだ。もがき続ける男を前にして、｢だりぃ♡｣なんてにたにたとした笑みを浮かべたあと、勢いよくそれを閉めた。
｢お嬢〜どうすんだァこいつ〜｣
｢え〜だってそいつがあたしに勝負仕掛けてきたんだし、あたしの好きにしてよくね？｣
｢ばはっ♡｣
数時間前、｢俺が勝ったら君の身体を今夜一日貸してほしい。｣なんて自信満々だった男に、彼女は｢あたしが勝ったらあたしが好きにするね♡｣と、同じく自信満々に返したのだ。まぁ、結果は先程言った通り男の惨敗。おまけに、隣にいた厳つい男は梵天と繋がりがあることを知り、顔面蒼白で逃げ出そうとしたわけだが、惜しくもAに捕まり両足の骨を折られてしまった。
Aと半間は車の後部座席に乗り、待たせていた部下に車を出すように指示をする。
｢お嬢は随分こっちに染まっちまったなァ〜｣
｢兄貴があんなだったらこんな性格にもなるくね？｣
｢そりゃそうだわ。将来の夢とかねぇの？｣
｢え〜何その質問〜だりぃ〜♡｣
｢だりぃかぁ〜♡｣
半間はでれでれと目尻を提げて、Aの頭を撫でた。一方、運転席にいる部下はAの一言一言に冷や汗がダラダラだった。いくら幹部の妹である彼女でも、天竺幹部の半間修二にそんな口をきけばタダじゃ済まないんじゃないか、とハラハラして仕方ない。
しかし、部下の考えているようなことが起こるなんてことは有り得ないわけで、半間は正直何を言われても怒ることは無いとさえ思っている。
｢え〜でも将来の夢か〜ん〜……奴 隷従えて〜人体実験することかな♡｣
｢俺より頭イカれてんのまじ最高だなァ♡さすがお嬢〜♡｣
これは将来ろくな大人にならないだろうな、と部下も内心ため息をつく。しかしそんな部下も反社である。他人の将来なんか心配している暇は少しもないわけだ。
｢で、あの男具体的にどーすんの？｣
｢ん〜…とりあえず爪剥いで〜歯でも抜く？｣
｢ばはっ♡さいっっこう…♡｣
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自律思考固定砲台 - 梵天大好きな私の為に作られたのかと思った…｡作者様、マジで神じゃん!? (2021年9月27日 22時) (
レス) @page38 id: 426cb43a7c (このIDを非表示/違反報告)
わわるこ(プロフ) - 夢主ちゃんがマジで好み過ぎる… 主様の作品大好きです！応援してます！ (2021年9月26日 12時) (レス) id: e592c4a1c9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです！応援しています！ (2021年9月20日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 灰谷兄弟の妹めちゃくちゃいい作品に出会えて嬉しいです！春千夜大好きなので梵天絡みまじ好きです！落ち楽しみにしてます！！これからも更新頑張ってください^_^応援してます！ (2021年9月16日 13時) (レス) id: 70f00aa1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蛸花
| 作成日時：2021年9月16日 2時
