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「コンッッッッグラッチュネーション!!!!」






朝、5時半頃。まだ眠っているAの部屋でパンパンパンッ!とクラッカーの音が鳴り響いた。ひらひらと紙くずが待って、ピトッと一枚彼の額に張り付いた。





「………あ"ぁ"?」

「うっっっわ、寝起きわっる。」

「だからやめておこうと……」





相変わらずの五条に夏油は呆れたようにそう言ったが、そんな彼の手にもしっかりとクラッカーが握られている。





「さ、気を取り直して!A〜起きて〜〜〜??今日が何の日か知らないの??」

「………………なに。」





ゆっくりと体を起こして、いかにも不機嫌ですといった様子の彼は本当に小さな声でそう言った。頭や額に降り注いだ紙くずをパッパッと手で払う。





「ん"もぉ〜〜〜!おたくの息子さんどうなってるの!?」

「まだ頭回ってないんだよ。悪いね、変な起こし方をして。水飲む?」

「………ん"。」





小さく頷く彼に水を差し出す。いつまで経っても子供だなぁ、なんて思わず笑ってしまう。彼は水を一気に飲み干すとぐしゃりとそのペットボトルを潰してキャップをしめる。





「目、覚めた?」

「んー…半分くらい………で、なに?」

「あのね〜〜〜今日、なんの日?」

今日……憲紀くん……の誕生日は過ぎちゃったし………今度ちゃんとお祝いのメッセージ送らないと………あ、今日謹慎あけか。」

「おっそ〜〜〜!!」

「てかなんでそこで思い出すの?」





我が息子ながら呆れてしまうよ、と夏油はため息をついた。






「で、なんの用?」

「決まってるでしょ?出所だよ〜」

「出所っていうな。」

「てなわけで、荷物まとめて〜!出かけるよ!」

「え、今から?どこに?」

「決まってるでしょ。出所後の肩慣らし♡」

「普通に任務って言え。」

「上からの指示でね、任務内容は一級案件だけど…この情報が正しいかは分からない。」

「…………準備するから外出て。」

「え〜♡恥ずかしいのぉ??お着替え見られるの恥ずかしいのかぁ〜♡」

「出ろ。」





五条の首根っこをつかみ背中を蹴り飛ばして無理やり外に出す。





「いっったぁ〜!ちょっとおたくの息子どうなってるの!?」

「お前が悪い。」

「あ、やっぱ二人とも帰ってきて。」

「あ、お着替えのお手伝いする?♡」

「いや、クラッカー。片付けて。」

「「…………はい。」」

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ゆーりん - 泣きそうになったのは仕方のないことです!辛い!! (2022年11月20日 2時) (レス) @page35 id: 63a2588af8 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝@Bsc(プロフ) - おっと目から水が......(´: ω :`) (2021年6月26日 21時) (レス) id: 9bfc59222b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年6月25日 2時

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