Story 66 . ページ27
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翔 「 もしもし … 」
少し霞んだ声をしてる
翔
きっと寝てたのかな
『 さっきの電話でられなくて
ごめんね
何かあった ? 』
翔 「 いや 、体調大丈夫かなって
少し心配になってさ 」
… ほら 、 裕太くん
やましいことでもなんでもなかった
業務連絡っぽい連絡だよ
『 うん 、 もうお陰様で
すっかり元気だよ 』
翔 「 ん 、 そっか
よかった 」
じゃあねって切ろうとしたら
待ってって止められた
『 ん … ? 』
翔 「 お、 俺さ
ずっとAに言いたかったことある 」
『 ん 、 どうしたの ? 』
翔 「 俺 、 Aのこと
ずっと好きだった 」
え … 嘘だよね
まさかのさっきまでと全然違って
裕太くんの言った通りになっていて
『 え … 嘘でしょ … ? 』
翔 「 嘘なんかじゃない
ずっとAには彼氏がいるって
自分に言い聞かせてたけどやっぱ
無理だったみたい 」
そんなこと言われたって
私 、 どうしたらいいのかわからない …
ただ翔の今までに聞いたことのない
切ない声とたまに鼻をすする音とか
全ての神経が耳に言ってて
周りの音なんて聞こえなかった
翔 「 返事 、 言わなくてもわかってる
けど …
一応諦めつけるために言ってほしい 」
『 翔 … ごめんなさい
私 、 裕太くんが好きなの 、
ほんと翔の気持ちは嬉しかったよ … ?
でもね 、仲のいい友達以上に見られない
ごめんなさい … 』
振るときはすっごく
辛くて
きっと辛いのは翔なのに
自分もつらくなっちゃって
期待に答えられなかった罪悪感
に対するまた裕太くんへの罪悪感
少しでも隙を与えるなって
裕太くんにはそう言われてたのに
こんなことがあっちゃ
いけないんだよね
じゃあなって翔の方から
切られた電話
ずーっと機械音だけが耳にはいってきて
それと同時にベランダの
扉が開く音が聞こえた
.
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みなみ .(プロフ) - あいりさん» 作者のシリーズから見られます ! 遅くなってごめんなさい … m(_ _)m (2018年3月7日 12時) (レス) id: 031ce66369 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - この作品の最初はどこから見れますか! (2018年2月21日 20時) (レス) id: 38d0454c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みなみ . | 作成日時:2018年2月20日 17時