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Story 55 . ページ16

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太輔くんの事が気になりながらも

家までの廊下を歩く








あ … 、 そういえば由莉さんに

宣戦布告されたんだった








裕太くんに言うべきなのかな …







よし 、これは女の戦いだしね … !!!!!





そんなことばっかり考えてたら

もう目の前には愛しの裕太くんが待っている家






_ ガチャッ







『 ただいま 〜 』





玉 「 あー、! おそっそい ! 」









口を膨らまして私の前に仁王立ちして

待っていた








『 ご、 ごめんね ?

ちょっと 寄り道して帰ってきたの 』



玉 「 もう心配したんだからね ー ? 」









はいって 目の前に差し出された手を握りしめて

リビングに入ると

無造作に置かれたキャリーケースとその他もろもろ









『 裕太くん、 用意できたの ? 』


玉 「 ん 〜? … 詰められなかった … 」









あからさまにしょんぼりしている裕太くんを

見ていると

自分の弟のことを思い出す








弟は4つ下で修学旅行行く時は

毎回入れられないからお姉ちゃん手伝ってって

夜2人で用意してた








『 … ふふ 』


玉 「 んん ?? 」





不思議そうにこっちを見つめてくる裕太くん








『 いや 〜 、 私の弟にそっくりだなって ? 』



玉 「 弟 、 いたの ? 」





『 うん 、 4つ下でね ?

“ 駿 って言うんだけどいつも私が

荷物一緒に詰めてたの 』






玉 「 へぇ 〜 、 俺も弟いるよ ? 」




『 ふふ 、 同じだね ? 』









私がそう言うとにこにこしながらこっち

見ていて、嬉しいのかな〜とか呑気なこと

考えてたら “ チュッ _ ってくる不意打ち









『 ゆ、 裕太くん 、?! / 』


玉 「 んふふ っ … したくなったの 〜 」









裕太くんの周りにはほわわーんってした

なんとも言えない天然オーラが出ていて

さすがに私も恥ずかしかったし怒れなかった









『 早く用意しよ ? 』


玉 「 はーい ! 」








それからずっと用意していたんだけど

あれがないこれがないとか

これは持っていくべきだけど入らないとか …







1泊だよ ?!




最終的にはキャリーケース嫌って言い始めて

あの高いブランドのバックを持ってきて …






さらに余計に入らなくなった

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みなみ .(プロフ) - あいりさん» 作者のシリーズから見られます ! 遅くなってごめんなさい … m(_ _)m (2018年3月7日 12時) (レス) id: 031ce66369 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - この作品の最初はどこから見れますか! (2018年2月21日 20時) (レス) id: 38d0454c8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みなみ . | 作成日時:2018年2月20日 17時

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