Story 54 . ページ15
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公園には人影が見えた
ん？ こんな遅い時間に誰だろう …
ちょっと気になって公園に行ってみると
そこにはずっと前に出会った太輔くんがいた
『 太輔 … くん … ？ 』
藤 ｢ ん … ？？ あ、 Aちゃん ？ ｣
久しぶりに見る太輔くんは
少し前よりも痩せていて
すごく悲しそうな顔をしていた
『 大丈夫 … ？ 』
藤 ｢ ん … ？ え、 あぁ … 、
ちょっとね … ？ ｣
『 私でよければ … 話聞きますよ … ？
って … 、 なんて失礼な事 … 』
藤 ｢ え … いいの ？？
お願い … しよっかな ？ ｣
『 … はい っ ！！ 』
藤 ｢ 実はさ … 俺 彼女いたんだけど
別れよって言われちゃってさ … ？
ま、 原因は俺なんだけど …
最近いろいろ忙しくて寂しい思いさせてたから 、 ｣
そういって話す太輔くんの目は
ほんと辛そうで … 悲しそうで …
見てられなかった
『 そうだったんだ …
辛いよね … 悲しいよね …
でも … 、 きっと全部が嫌な思い出じゃないと
思う …
ごめんね … 、 あんまりいいこと言えなくて … 』
藤 ｢ いや 、 話聞いてもらえて少し
楽になった … ありがとね ？ ｣
少しだけ … 少しだけ 前の太輔くんに
戻っていて
微笑む太輔くんにつられて
私まで笑顔になった
藤 ｢ Aちゃんはどうしてここに ？ ｣
『 ちょっとさっきいろいろありまして … 』
今度は俺がって話聞いてくれるっていうから
思い切って話したら
太輔くんももちろんびっくりしていた
藤 ｢ あいつまだ玉のこと付きまとってるって
結構しつこいよな …
だけど大丈夫 。 玉の目にはAちゃん
しかうつってないよ ？ ｣
太輔くんの発言に被せるかのように
私の携帯に届いた通知
＞ A ？！
早く帰ってきてよ 〜
俺寂しくて用意できない
藤 ｢ ふはっ 、 もしかして玉 ？ ｣
『 うん … 早く帰ってこいだって 』
藤 ｢ もういい時間だし帰ろ ？ ｣
優しい太輔くんは結局エントランスまで
送ってくれた
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みなみ .(プロフ) - あいりさん» 作者のシリーズから見られます ！ 遅くなってごめんなさい … m(_ _)m (2018年3月7日 12時) (
レス) id: 031ce66369 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - この作品の最初はどこから見れますか！ (2018年2月21日 20時) (レス) id: 38d0454c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ . | 作成日時：2018年2月20日 17時
