Story 26 . ページ28
裕太 side
由 ｢ ねぇ、あの子なに ？
裕くんの彼女 ？ それにしては … ね ？
どうせ本気じゃないんでしょ ？
私がちゃんと言っておいたから ｣
ちゃんと言っておいた ？
ふざけるなよ
玉 ｢ お前 … 帰って 」
由 ｢ お話 、 あるんじゃなかったの ？ ｣
そう言いながら明らかにわざと
バスタオルを巻いた身体をすり寄せてくる
玉 ｢ 話は 、 もう2度と俺と彼女の前にあらわれないで
もう関わらないで
わかったならとっとと 出ていけよ っ 」
いつもは冷静な俺だけど
由莉にAの事を悪く言われ
挙げ句の果て自分が悪いけど
めちゃくちゃになった
目に涙を浮かべた由莉はすぐに服に着替えて
家から出ていった
って … 早くAのこと探しに行かないと
そう思って家の鍵を取ろうとした時
Aに渡したはずの合鍵が置いてあった
静まりかえった心臓が再びﾄﾞｸﾄﾞｸいいながら
動く
嘘だろ …
もう終わりってこと … ？
もう何も考えないで無我夢中に
夜の街を走った
いつもAが行ってる場所
２人が初めて出会った居酒屋
初デートで行った紅葉がすっごく綺麗な公園
思いつくところ全て行ったけどいない
まじどこいったんだよ …
連絡も無いし …
するとみつから連絡が入っていて
Aから連絡が着いたっていう事だけわかって
すこしだけ安心した
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作者名：みなみ . | 作成日時：2017年9月25日 20時
