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第十二話 ページ13

悟が何を考えているのか全く理解できない
 
お母さんに頭下げたりしなくていいのに

五条「食べ終わった?行くか」
 
「あ、うん」

悟、帰ってもいいのに
 
付き合わせて悪いな
 
2人で庭園を歩いたが
 
かなり広くて、とても手入れされていたので見応えがあった
 
「これは凄いね」

五条「そうだな。まぁホテルだから見せるように作ってるんだろうけど」

「悟、見てみて。水が綺麗」
 
五条「本当だ。すげーな」
 
しゃがんで見ていたら
 
声が上から降ってきた
 
見上げると、悟がすぐ近くにいた
 
「....近いんだけど」
 
五条「見ろって言ったのお前じゃん」

「まさかこんな近いと思わないし」
 
すぐに避けようと立ち上がったら

少しよろけた

「うわっ」

五条「...何してんの。鈍臭」

悟に腕を引かれ

あと数ミリで
 
身体がくっつきそうだった
 
「ごめん。ちょっとバランス崩した」

近い

「着物着て外出るのなんて久しぶりだから。草履の感覚忘れてた」
 
この熱がバレないように
 
淡々と喋って離れる
 
掴まれていた腕を離され

五条「じゃあ行くか」

手を出された

「え?」

何、この手は

五条「着物、転んだりして汚れたらどうすんだよ」

五条「早く」

手を出された

ゆっくり、その手に触れた

初めてだ、悟と手を繋ぐのなんて
 
五条「じゃあ、帰るか」

私の少し前を歩いて行く
 
聞きたいことが山ほどある
 
なんで今日、来たのか
 
何か理由があったのか

なんで今日は、いつもよりちょっと優しいのか
 
お見合い断らなくていいの?....とか

でも
 
断るよって言われるのが怖くて
 
結局、何も聞けなかった

手を離したくないとさえ、思った
 
自分がこんなにずるい人間だなんて
 
知らなかった

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 高専時代   
作品ジャンル:アニメ
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ゆっきー - いてゃこはさん» はじめまして!ありがとうございます!天才だなんてとんでもない!道端に転がった石ころのような人間です(意味不)子供の話!実は少し考えています!できたら載せさせてください(土下座) (9月18日 9時) (レス) id: ffcbb551b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - 琥珀さん» はじめまして!ありがとうございます...!!!お言葉が嬉しすぎて涙です...!!がんばります!!! (9月18日 9時) (レス) id: ffcbb551b8 (このIDを非表示/違反報告)
いてゃこは - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!いや!ほんとに天才ですか?(語彙力皆無)ありがとうございます!この2人の子供が生まれる話とか見てみたいなーなんて思いました (9月16日 23時) (レス) @page29 id: db143838d3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます…!終始にやにやしながら読ませて頂きました☺️文章とかがとっても読みやすくて、尊敬してます…!!ぜひこれからも頑張ってください! 一読者として陰ながら応援してます! (9月16日 23時) (レス) @page29 id: 2c6daaf2a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきー | 作成日時:2023年9月12日 23時

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