喧嘩ばかりの君と【五条悟】

第一話 ページ2

「だーかーらー...そうじゃなくてこっちを先にやらないとダメでしょ？」
　
五条「はぁ？お前、文句ばっか言ってんじゃねーよ。コイツの世話は俺がやるから黙ってろよ」

教室の角で言い合っている男女
　
携帯をいじっていたが、その声が気になり

家入「また喧嘩してんの？」
　
声をかけた

「全然世話できてないから教えてるんだけど、言うこときかないの」
　
五条「マジでコイツ、文句しか言わねえんだけど。俺のだから別によくねぇ？」

ギャイギャイ言い合っているのを見て
　
家入「もしかして世話って、その手に持ってるたまごっちのこと？」
　
五条の手に持っているものを指差して聞く

五条「そーだよ。俺のくちぱっちに文句言ってくる」

「悟のくちぱっち食べ過ぎで体調悪そう」
　
五条「....なんなのお前まじで。俺のくちぱっちに文句でもあんの？」

「くちぱっちに文句なんて言ってない。くちぱっちは超可愛い。けど悟の世話に問題がある」

またくっだらないことで喧嘩している
　
家入「よくやるわぁ...」

夏油「本当」
　
呆れながらそう呟き

目線を携帯に戻した
　
Aと五条は、幼少期からの付き合いらしい
　
五条は五条家の息子で
　
Aは香月家という、呪術界ではそこそこ名の知れた家柄だ
　
まぁ、いいとこの坊ちゃんとお嬢ちゃん

のはずなんだけど
　
幼少期から

会うたび喧嘩していたとお互いから聞いていた

高校生になった今でも、ほとんどそんな感じ
　
素直になればいいのに

まぁ見ていて面白いから

いいんだけど

第二話→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す