ちゃんと言いたかった【2】 ページ27
〔大晦日〕
藤原「おはよ。誕生日おめでとう」
「おはよ。ありがと」
12月31日、大晦日。
私はひとつ歳をとった。
道枝「おはよ！Aちゃん誕生日おめでとう！」
会う人会う人にお祝いされて私は機嫌がよかった。
田中「あ、Aちゃんだ」
「お疲れ様です！」
SixTONESの皆さんだ。背が高いからか圧はあるけど、優しいんだよねえ。
松村「今日誕生日だよね？」
以前映画で共演したことがある松村さん。
誕生日、覚えててくださったんだ。
ジェシー「え、まじ？！ おめでとう！」
「ありがとうございます！」
でも
まだ言ってもらえてない。
彼に、おめでとうって言って欲しい。
なのに、
朝、会った時も。
「あ、おはよ」
西畑「おはよー」
「………」
珍しく時間ギリギリにきた大吾くんは、来て挨拶するなり準備を始めた。
そして、そのまま打ち合わせとリハ。
さすが年末というべきか。
とにかくバタバタしていて忙しかった。
忘れてるのかな、とも思ったんだけど。
櫻井「あ、誕生日おめでとう！」
「え！？ 覚えててくださったんですか！ ありがとうございます！」
すれ違う人みんなにおめでとうって言われてるんだから、忘れてても思い出すはずなのに。
.
続く (更新停止中)
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作者名：ソルト
| 作成日時：2023年3月30日 22時
