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「もういい。話さなくていいよ。
ごめんな、あの時俺が守ってやれなかったから……」


翼が悔しそうに呟く。


「違うよ。翼くんは悪くない」

「ごめん、A」



違うのに………

そんな言葉はいらない。

『ごめん』は、私の方なのに………



「Aは綺麗だよ。全然汚れてなんかいない」



そっと離れて翼が私の髪を梳いていく。


「翼くんは悪くないよ。今日だって私を助けてくれたもん」

「当たり前。大事なもかを俺が守らないでどうすんのさ。スーパーマンよ?俺!」


クスクスと2人で笑い合う。


「アンパンマンの間違いだろーが」


バンと、徹さんが乱入してきた。慌てた翼と離れる。

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作者名:ミーコ | 作成日時:2016年8月6日 23時

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