仕事No.37 ページ39
しかし、どうしようか
おそらく此処はマフィアの敷地
逃げ出そうにもこんな使えない体じゃあ、撃たれておしまいだ
かと言って此処に居るという選択肢も良くない
マフィアは敵なのだから
服は違う服になっていた
多分誰かが着替えさせたのだろう(それが男だったら其奴絶対圧制してやる)スキルは使えない
誰かを呼ぶ?
それが出来てたらもうやってる
今の私に誰か呼ぶだけの体力なぞ無いに等しい
どうする?
そんなことを考えていたら私の手を誰かが触った気がした
芥川だった
がっつり私の手を掴んでいた
確実に逃げられないわ
選択肢の中の「どうあがいても逃げられない」が確実なものに変わってしまった
芥川「・・・何故貴様は僕を助けた。
そのまま撤退していれば貴様は此度の様な事は避ける事が出来た筈なのだ。
それを馬鹿な餓鬼の様に戻って来るなどと」
馬鹿だぁ?助けてやったのは誰だこの野郎
「・・・」
喋る気も失せたわ。何で私こんな恩を仇で返す男なんか助けたな
芥川「消えるなら今の内だ、小娘。貴様など容易に消せる。然し今、僕は異能を使えない状態だ。今しかないだろう。さっさと消えてもう二度とその顔を僕に見せてくれるな」
そう言って帰っていった
今ならってさぁ、こんなたくさんの管で繋がれてんのにどう逃げろと?
・・・一か八かでやってみるしかないか。
召喚は確かに力を使う
なら召喚してから休んで仕舞えば何とかなるかもしれない
もう誰でもいいから出てこい
今日相性が良い英霊、文豪
志賀直哉
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まんじゅうねこ - 自殺は別に伏せ字じゃなくても、自 殺とか、自'殺とかでもいいんですよ〜あと、たしかグロも引っかかっちゃうんだよなぁ…別にいいと思うのにね。 (2018年9月15日 18時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぃ子 | 作成日時:2018年4月1日 19時