二度目の流血沙汰は笑えない ページ26
炭治郎君が家まで送ってくれたので、折角だから夕餉を食べて行ってよ、と言ったが炭治郎君は最初はそれはそれは嬉しそうにしていたが何故かコロッと顔面蒼白になった。なんでさ！
そのまま炭治郎君は苦笑しながらまた今度誘ってくれると嬉しいと言って山から降りていった。
あー、これはもしや。
ガラッと、立て付けの悪くなってしまった戸を開ける。矢張り其処には機嫌が悪そうなバーサーカーがどっかり戸の前に胡座をかいていた。珍しくお面も外して。
「バーサーカー、何で先に帰ったの教えてくれなかったの！？傍に居なかったからビビったじゃん！！」
と怒ってみるも彼は反省の色も見せないどころか私をじとり、と睨む。いや逆ギレ？？
「報連相は大事だよ！ドクターもそう言って・・・た、し・・・」
自分で言って傷口を抉った。いや態々己の地雷踏みに行ってどうする。
「・・・いやもういいや。バーサーカー、ご飯食べようか」
私はバーサーカーを踏まないように端を通ろうとした。が、それはバーサーカーによって阻まれた。
「・・・何？バーサーカー」
押し倒されていた。いや、バーサーカーが押せ押せなのは知ってたけどまさか押し倒されるなんて思わないじゃん。然もこの状態、逆騎乗位である。いやメイヴちゃんじゃああるまいし。
何も言わず彼は私の襟をぐいと引っ張り首から肩までを顕にする。
えっ、ちょい何してん？？と焦ったが彼が手にかけた力は強く、服を治すことも出来ない。
其の儘彼は何も言わずに私の首元に顔を寄せる。
ガブッ！！
ブチッ！
「・・・いっ、たぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」
え？え？ちょ、え。満足そうに私の首元から離れたバーサーカーの口には、
ベッタリと私の血であろう赤い液体が滴っていた。
「えっちょブチッって言ったよね？？いや痛い痛い痛い！」
何とか自分の首を必死に抑え包帯を使って止血をする。いや流石に笑えない。首だよ？普通の人間なんだから死ぬ。鬼でも死ぬぞコレ。あー、何か下総思い出した。ここまで私死んだ？と思ったのは久しぶりである。何ヶ月振りなのだけども。
「うええええ、ちょ、錆兎ぉ！！口拭いて！あと手にもベットリ付いてんじゃん！ほら早く洗う！！」
布でガシガシと錆兎の口を拭く。若干錆兎が痛そうな顔をしているが関係ない。私も今めっちゃ痛いんだからこれでトントンだろう。俺が何か悪いことデモしたのか、と言いたげな非難がましい目を向けられた。いや怒るぞ？
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ちぃ子(プロフ) - あごしわさん» あの男らしくて凛々しい錆兎がバーサーカーは無いかなとは思ったのですが彼に限らず鬼滅キャラ全員バーサーカーぽい所あるよね！でバーサーカーにしてしまいました…反省はしていますがあごしわさんが草生やしてくれるので後悔していません！コメント有難う御座います！ (2020年1月3日 0時) (
レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
あごしわ - 錆兎バーサーカー呼ばわりされてて草生え散らかした。 (2020年1月2日 22時) (レス) id: d41c4bfd58 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - ウルクの民はここにいます…さん» コメントありがとうございます。何ギルなんでしょうね・・・。何時も御覧頂き有難う御座います！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 何だこの面白い小説……はっ！ギルがでてきた！？これギルだよね！？ギルだよね！？いやったぁぁぁぁ！！更新！頑張って！ください！(黙れ) (2019年10月19日 6時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - 焔さん» 有難う御座います！参考にさせていただきます…！！ (2019年9月21日 11時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ子 | 作成日時：2019年8月11日 0時
