長男様は奥手すぎて伝わらない ページ25
「・・・A」
そっと抱き締められる。バーサーカーは既に私の傍から離れていた。
「きっと、Aのせいじゃない、と思う」
私から自責の匂いでもしたのだろう、彼は私を抱き締めながら言う。体温の所為かじんわりと暖かくなる。宛ら彼は太陽のように。柔らかく、優しく。
あ、ガウェインに似てるな、何て場違いな事を考えてみたり。
「ふ、ふふふふふ。炭治郎君、大丈夫だよ」
「そうか・・・？」
「大丈夫大丈夫。多分お菓子、甘味でもあげれば許してくれるだろうから」
「・・・ん？まさか、Aが言っていたのは男なのか？」
「さて、どうだったかな」
「え、ええっ」
アワアワする炭治郎君を見ているとこう、意地悪をしたくなるが、我慢我慢。
「さ。帰ろっかな」
「もうか！？」
「そりゃあね、私は未だ協力するなんて一言も言ってないよ」
「？協力してくれるんじゃないのか？」
「いや、なんでさ」
「Aから嫌だって匂いはしなかったぞ」
「・・・君の鼻便利だねぇ」
て言うか一瞬変態かと思ってしまった。口に出さないでおこう。
「そうか・・・それにもう日が沈み始めているもんな」
そうそう、と言ってそこに居たはずのバーサーカーが居なく、焦っていた。
「ああ、錆兎なら先に帰ったそうだぞ」
書き置きがあったとかなんとか。いやマスターには一応報告してぇ！？
「じゃあ一人で帰るかー」
「お、俺！！」
「オレ？」
サンバでもするの？プロレス始まりそうだなおい。
「俺、送って行っても、いいか？」
「何で？」
「Aと話したかったし、何より久しぶりに会ったんだからもう少し一緒に居たいんだ」
俺が家に招待したら断ったんだからこの位は罰は当たらないだろう？と若干拗ねた様に言われたので、なにもかえせなかった。
「とんでもねぇ炭治郎君だ・・・」
大正コソコソ噂話
「実は私、稀血じゃないそうです」
「え！？じゃあ如何して大量に何度も襲われるんだ？」
「魔力が混ざっている血は稀血とは行かない迄も結構強くなれるし美味しいらしいよ」
「・・・矢張り俺が守るよ」
「いいよ炭治郎君、私にはバーサーカーが居るから」
(そのバーサーカーも色々な意味で危ないと言ったらどうするんだA・・・)
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ちぃ子(プロフ) - あごしわさん» あの男らしくて凛々しい錆兎がバーサーカーは無いかなとは思ったのですが彼に限らず鬼滅キャラ全員バーサーカーぽい所あるよね！でバーサーカーにしてしまいました…反省はしていますがあごしわさんが草生やしてくれるので後悔していません！コメント有難う御座います！ (2020年1月3日 0時) (
レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
あごしわ - 錆兎バーサーカー呼ばわりされてて草生え散らかした。 (2020年1月2日 22時) (レス) id: d41c4bfd58 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - ウルクの民はここにいます…さん» コメントありがとうございます。何ギルなんでしょうね・・・。何時も御覧頂き有難う御座います！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 何だこの面白い小説……はっ！ギルがでてきた！？これギルだよね！？ギルだよね！？いやったぁぁぁぁ！！更新！頑張って！ください！(黙れ) (2019年10月19日 6時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - 焔さん» 有難う御座います！参考にさせていただきます…！！ (2019年9月21日 11時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ子 | 作成日時：2019年8月11日 0時
