人の話を遮るの好きすぎか ページ21
「目には目を、鬼には鬼をって事ですかね」
「バーサーカー、どうする?」
「・・・錆兎」
「君がやりたくないならこの話は無しにするつもりだけど」
「・・・錆兎」
「君がよければ」
「・・・錆兎」
「五月蝿いんですけど!!何なんですか貴方!私が今バーサーカーと話してるのに錆兎錆兎錆兎って・・・バーサーカーも流石に可哀想だから返事してあげて!」
本当に何なの、このマー、アー、えーと声がぽい人。
「・・・錆兎、俺が弱かったせいで」
何も言わずにいたバーサーカーが突然髪の長い人の頭を叩く。
えっ!ちょっと流石に駄目でしょ!と止めようとしたが錆兎が面を外していたため、すっと後ろに退く。
「な、何をするんだ錆兎・・・」
まるで男なら泣き言を言うな、胸を張って生きろと言いたげな顔をしている。
「あの、バーサーカーは多分貴方がそんな顔しているのを見たくないんだと思います」
私の顔を見る男性。くそっ、顔がいい・・・!!
「・・・どういうことだ?」
「バーサーカーは元気がない人にはそうするんです」
「・・・そうか」
「はい」
心無しか、彼の顔が緩んだ気がするが、バーサーカーの顔は逆に険しくなった。
「バーサーカー、何でそんな顔してんの」
いきなり抱きつくバーサーカー。
「Aは錆兎に好かれているんだな・・・」
こんな錆兎は初めて見たと言う竈門君。
「矢張り知り合いなの?君達」
「し、知り合いというか・・・」
歯切れ悪いなぁ。
「あの、お嬢さん」
「はい?」
先刻のお姉さんが声をかけてくる。
「先程の話をもう少しお聞きしたいのですが」
「先程とは・・・」
「バーサーカーさん?の食事の話です」
「え」
「よろしいですね?」
バーサーカーが引っ付いたっきり離して貰えず、身動きの取れない私の腕を引っ張ってどこかへ連れていかれる私。いや力強このお姉さん。
「えっ、ちょ、竈門君ー!そこの髪の長い人ー!助けて下さーい!」
「あら、お二人もバーサーカーさんのお知り合いなら知ってもいいことでしょう、着いて来てください」
「あっ、はい!」
コクリと頷く髪の長い人。
やっぱり此奴ら裏切り者だー!!!!!
大正コソコソ噂話
「実は錆兎、真面目な話をする時は面を外すそうです」
「だからAはあの時引き下がったのか」
「そうだよ裏切り者の竈門君」
「・・・ここでもう一つ。実はA、執念深いそうです」
「竈門君?バーサーカー嗾けるよ?」
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ちぃ子(プロフ) - あごしわさん» あの男らしくて凛々しい錆兎がバーサーカーは無いかなとは思ったのですが彼に限らず鬼滅キャラ全員バーサーカーぽい所あるよね!でバーサーカーにしてしまいました…反省はしていますがあごしわさんが草生やしてくれるので後悔していません!コメント有難う御座います! (2020年1月3日 0時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
あごしわ - 錆兎バーサーカー呼ばわりされてて草生え散らかした。 (2020年1月2日 22時) (レス) id: d41c4bfd58 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - ウルクの民はここにいます…さん» コメントありがとうございます。何ギルなんでしょうね・・・。何時も御覧頂き有難う御座います! (2019年10月31日 22時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 何だこの面白い小説……はっ!ギルがでてきた!?これギルだよね!?ギルだよね!?いやったぁぁぁぁ!!更新!頑張って!ください!(黙れ) (2019年10月19日 6時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - 焔さん» 有難う御座います!参考にさせていただきます…!! (2019年9月21日 11時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぃ子 | 作成日時:2019年8月11日 0時