理不尽な世界で何想ふ

鬼殺隊皆武器だけセイバーのバーサーカー ページ18

「またかよぉ」

何なんだよ、此奴ら。やっぱ武器だけセイバーだけどクラスはバーサーカーの外見詐欺だよ絶対に。


「Aになんてことするんですか！？嫁入り前の女の子なんですよ！」

「うーん、竈門君。ここで言うことじゃないと思うよ」

また私は砂利に頭を擦りつけられている。そんな事あるぅ？最早泣きそう。

また傷だらけの人だよぉ、もうやだ。


「実弥、離しておやり」

「はっ」

「何なんですか貴方、あのお兄さんの時だけ忠犬何ですか、何処の森君ですか」

「ンだとてめぇ！」

「ヒィッ」

助けて森君！！って言ったら来てくれそうだな。この場にいる人達全員殺しそうだけど。

「さて、A。君は鬼を連れているね」

「・・・はい」

酒呑童子や、茨木童子みたいな鬼だって居るんだ。全員敵だと思っているなら、多分私と鬼殺隊？の人達とは相容れない。

「でも私は、色々な鬼を見てきました。人を殺す鬼は勿論、殺さない鬼だっています。殺さない鬼は人と同じじゃないですか」

「おいおい、お前みたいな稀血なら散々襲われてきたんだろ」

「まれちって何ですか」

「・・・は？」

いや、知らねぇーよ。何だよまれちって。君達みたいな服きた人私山で一度も見た事ないよ？

「襲われ続けたのに、知らないのですか」

何か黒髪に蝶々の飾りをつけた、紫式部の様な女性が私に聞いてきた。てか此処の人達顔の偏差値カルデア並じゃないですか？まぢむり。


「御館様。此奴は鬼を庇った。つまり僕達の敵です」

「俺もそう思います！一度食われたら終わりなのです！」

「派手に殺してやろう。せめてもの手向けだ」

はい！？え、ちょ、何で殺すいったくになってんの！？

「ま、まま待ってください！！どうして私達が殺されなきゃならないんですか！？そ、そもそも、そこのお兄さんはまだ何も言ってないじゃないですか！」

「御館様になんて口を」

「しー」

少し困ったように、けれども愛おしいように彼等を見るお兄さん。そんなお兄さんの行動一つで嘘のように先刻の人達が静かになる。
何故かお兄さんがドクターのようで涙が出そうになる。

「A、そこの炭治郎も鬼を連れているんだ。君の連れている子も禰豆子と同じなら何か変わるかもしれない」






確かにバーサーカーは鬼だ。鬼だけどさ。

「・・・何か勘違いしてませんか？」



サーヴァントと人喰い鬼は全く違うよ。

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