此処でもか ページ2
生まれ変わったは良いけどまさか自分が生きてた場所の、しかも時代が二三個前の日本で人生を送るとか聞いてないよ。
これじゃレイシフトじゃないか。
因みに私は十八歳。享年じゃないか!
私は森の中にある荒屋に一人で住んでいる。
私の両親は既に亡くなっているそうだ。物心着く前にだから覚えてないのも無理はないよね。
でも鬼が出るなんて聞いてない。酒呑と茨木よりは怖くはないけれど、それでも怖くないとは言ってない!!
喰種みたいだけどそれとは违うのかな。
それでも私には今サーヴァントは愚か魔術さえ使えない。今までは魔術礼装があったからこそ使えただけの一般人なんだからな。
そんなポンコツマスター、今まさに鬼に追われてます。
「まっ・・・て!!!何で私狙ってくんの!?!?美味しくないってぇ」
「食わなきゃ分かんねぇだろうが!!食わせろ!」
「いや食うとか言ってる奴の言うこと聞く人いるゥ!?マシュがいればなぁ!!」
生憎マシュは居ない。ご飯の材料集めで夜に家から出てきたのが運のツキだったよもう!!
誰かー!!助けて下さい!!
何十分走ったのか分からなくなるくらい走った。人理修復の為に突っ走った以来だからか、体力なんてカルデアにいた頃より遥かに劣っていた。
途中、無人の小屋に突っ込む。
自分でも正直馬鹿なことしたなと思ってます。我が王がこれ見てたら「雑種ゥ!は、はは。きっさま本当に阿呆な、ははははは!!」と笑い倒されるに决まっている。
「鬼ごっこは終わりかァ?じゃあ食っていいな」
「ひっ」
神様、どうして私を何度も何度も窮地に立たせるのですか。私が何をしたって言うんですか。
向かってくる鬼に何も対処できず、逃げようにも足ががたがたと震え地から腰を浮かせることが出來ない。
終わった。マシュ、ドクター、ダヴィンチちゃんごめん、 と辞世の句を詠んだその時だ。私の背後からカッ!と光が出る。鬼が光に動揺する。その一秒後鬼の頸がごとり、と音を立てて地に落ちる。
「な、お前、オマエはァ、オニガリぃぃぃ・・・」
なんとも憎らしそうに呟きながら灰になっていく鬼に吐気がした。鬼の首を落としたのは自分では無いことは分かっているから誰だと辺りを見回す。
光が出た方へ向くと其処には
狐の面を被り刀を持った宍色の少年がいた。
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ちぃ子(プロフ) - あごしわさん» あの男らしくて凛々しい錆兎がバーサーカーは無いかなとは思ったのですが彼に限らず鬼滅キャラ全員バーサーカーぽい所あるよね!でバーサーカーにしてしまいました…反省はしていますがあごしわさんが草生やしてくれるので後悔していません!コメント有難う御座います! (2020年1月3日 0時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
あごしわ - 錆兎バーサーカー呼ばわりされてて草生え散らかした。 (2020年1月2日 22時) (レス) id: d41c4bfd58 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - ウルクの民はここにいます…さん» コメントありがとうございます。何ギルなんでしょうね・・・。何時も御覧頂き有難う御座います! (2019年10月31日 22時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
ウルクの民はここにいます…(プロフ) - 何だこの面白い小説……はっ!ギルがでてきた!?これギルだよね!?ギルだよね!?いやったぁぁぁぁ!!更新!頑張って!ください!(黙れ) (2019年10月19日 6時) (レス) id: e3c16a62a9 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ子(プロフ) - 焔さん» 有難う御座います!参考にさせていただきます…!! (2019年9月21日 11時) (レス) id: 703775a416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぃ子 | 作成日時:2019年8月11日 0時