三界高校には定時制もありました【境界のRINNE】 (ページ3)

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ギリの決断だよ！兄さんページ3

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「兄さん！待ってよ」
「・・・」

虹色の道の中いくら兄さんに問いかけても答えてくれない。

それにしてもおかしい。こんなに霊道を進んだ事は一度もないのに…

ふと思った。兄には今から何が起こるのか知っているのではないか、と

長い長い霊道を抜けた。

「ここ…」
そこは三界総合病院の病棟の一室だった。
様々な機会が有りベッドの中で眠るおじいちゃんを囲むようにして配置されている。

「おばあちゃん、、」
「りんね、A」
私は涙目の魂子さんの所に。
兄さんはベットに横たわるおじいちゃんの所に行く。

「いつかは来ることだと分かっていたの…ごめんなさい…」
「おばあちゃんが謝る事ないよ…誰も悪くないんだよ？」

そして、夜があけたとき祖父の御霊は輪廻の輪にのった

この時、兄さんはいたって冷静だったが酷く混乱していたのは一目で分かった。
おじいちゃんっ子だった兄さんには常に支えが必要だと私は考えた。

だから──

「先生！私、兄さんと同じ学校「ん～でも全日無理なんだろ？」…」
痛いとこ突かれた…くそぅっ！

「でもな六道。そんなお前に耳寄りな情報だ。」
「え？」

「なんとな三界高校にも定時があるんだ。だからわざわざ芦三に行かなくても…って六道？」

気付けば学校を飛び出していた。
自分で支えになるって言っといてもしかしたら自分も支えてもらう誰かが必要だったのかもしれない。

でもね、兄さん。
これだけはホント私は兄さんを全力で支えるよ──