番外篇 お正月 ページ44
元日は過ぎてしまいましたが、皆様。
明けましておめでとうございます‼本年も、本作の事を宜しくお願い致します。
***
皆様、明けまして御芽出度うございます。
本日探偵社は毎年恒例、御正月旅行に来ました‼
「毎年恒例なんですか?」
『うん!ただ、今年…じゃなかった去年は色々あったから例年とは日付けが変更してるけど…本来は大晦日から元日にかけて何だよ』
「あぁ…其れで二日からになったんですね」
去年は本当に色々あったから例年より事件みたいな騒動が多かったから、年末の書類整理も多いし複雑だったからな…太宰さんのやる気が地に落ちた上に国木田さんもあまりの量にぶっ倒れてしまった。
旅館へ入るとマフィアがいた。そう、マフィアがいた。
「ンで手前ェらが此処に⁉」
「げぇっ…最悪」
「芥川⁉」
「人虎‼」
如何やらマフィアも毎年恒例の様で…私達がズレ為に鉢合わせをしてしまったらしい。
『如何しましょう乱歩さん…私既に帰りたくなってきました』
「大丈夫だよ今日は平和的に争うから」
『争う事は絶対なんですね…』
でもまぁ、乱歩さんが仰るなら血を見る様な事はないと思いますが。
「丁度いい、今日こそ手前を殺す」
「やってみ給えよ」
「貴様の命も今日までよ」
「此処でやる気か⁉」
新旧双黒は勿論、其れに便乗して黒蜥蜴や探偵社員達も戦闘態勢になり、互いの長は無言で睨み合っている。その時、聞いたことのない鈍い音とこの旅館の女将の鈴の音の様な声が聞こえた。
「お客様。此処での戦争は他のお客様の迷惑になりますので…おやめください」
可愛らしい笑顔の女将の手には粉砕されているメロンの残骸。女将の手は果汁で濡れている事から恐らく女将がメロンを粉砕した犯人である。
その姿を見た一同は静かに戦闘態勢を解除、何事もなかったかの様に与えられた部屋に向かう。
「ね?」
『そ、そうですね…』
女将…素手でメロン破壊できるってどうゆう握力してるの…。
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美影(プロフ) - すごく面白いです!言動が漫画、アニメその物で凄く引き込まれます!これからも更新頑張って下さい! (2019年12月14日 19時) (レス) id: 7e8f63469d (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年12月11日 11時