第3話 最初の別れpart3 ページ5
......最悪だ。
「なんであんたがいるの」
その原因は目の前にいるこいつ...瀬名泉のせい
無事に最後の学校を終え下駄箱に向かい、靴を履きいざ帰ろう！と思った矢先だった
「A〜♪」
そこにはニコニコ手を振る泉の姿。
「どうしたの」
「たまには一緒に帰ろよ」
「えーーー」
「Aに拒否権ないから〜、ほら帰るよ〜」
てな流れで結局は一緒に帰るハメになる
.....まぁ最後だしいっか、と私は少し微笑んだ。
・
・
・
・
「........」
「.................」
って終始無言かよ！
なんとなく重い空気に私は話題を必死に考えるがこういう時に限って話題が思い浮かばない
「お前さ、俺のこと少しは頼りなよね...」
私がそんなことを考えていると泉が言う。
しかし目線は前を向いたままだった。
その顔は少しか落ち込んでいるようにも見えた
「え...？」
「お前ってなんでも溜め込むから俺のこと少しは頼れって言ってるの！お分かり？」
「え、うん、泉は頼りになるよ....？」
まさかそんなこと言われるなんて思ってもみなかったから少ししどろもどろになる。
「ハァ、とりあえず何かあったら俺に言うこと！黙ってたら承知しないからね〜？」
と言って私の両ほほをつまむ
これも私たちのでは恒例だった
「いひゃい〜〜わかったわかった！」
私がそう言えば、
よし、と満足げにその手を離した。
「じゃあ俺、こっちだから」
そう言って泉は私の家とは逆方面を指す。
「うん」
これで泉ともお別れかぁ、もう会うこともないんだろうなぁ....なんて思うとだんだん視界がゆがむ。
「じゃあね、また明日」
ふわりと優しく微笑む彼
そんな泉を見ると涙が溢れ出そうだった
ここで泣くとまた泉に迷惑かけちゃう。
ダメ、笑顔で、笑顔でバイバイ言わなきゃ。
最後は好きな人の思い出には笑顔でいたい。
「うん____バイバイ、泉.....！」
・
・
・
その後頬に流れたのは涙ではなく雨のせいだと思いたい。
そして桜がまだ咲き残っている季節、
私はアメリカへと旅立った
ﾟ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*:.｡. .｡.:*･゜
過去編終了です！！
長かったですよね、ごめんなさい！！
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メリー(プロフ) - 莉子さん» こちらこそこんなに素敵な神作を見られた事に感謝ですよ！新作大変だと思いますがマイペースで頑張って下さい！いつまでも待ってますΣｄ( ・`ω・´) (2015年8月10日 0時) (
レス) id: e9989afa0d (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - メリーさん» コメありがとうございます...！嬉しいお言葉感謝いたします！新しい作品ができたのでそちらにも顔を出していただけると嬉しいです...！ (2015年8月8日 23時) (レス) id: 8e626ba261 (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - ケイヤさん» コメありがとうございます...！こちらは更新を辞めてしまいますが新しい作品を作りましたのでそちらにも顔を出していただけると嬉しいです！ (2015年8月8日 23時) (レス) id: 8e626ba261 (このIDを非表示/違反報告)
メリー(プロフ) - とても面白いかったです♪これからも頑張って下さい！応援しています！ (2015年8月8日 0時) (レス) id: e9989afa0d (このIDを非表示/違反報告)
ケイヤ - 泉君好きです！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年8月7日 15時) (レス) id: 7268dd8fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉子 | 作成日時：2015年8月6日 16時
