【ハイキュー】研磨くんには妹がいた。

じゅうはーち。 ページ19

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練習が始まってしばらく経った。


さっきの続きのようにみなさんの姿に見とれていたら入り口のドアが、ガチャッと開いて、二人の男の人が入って来た。



一人はスラリと背の高いお兄さん。

もう一人は優しそうな雰囲気のおじいさん。



部員さんたちは二人を見つけると、「こんちはー！」と元気よく挨拶をした。






二人はぺこりと頭を下げると私の姿を見つけ、ゆっくりと歩み寄ってきた。




さすがに座ったままで挨拶をするのは…と思い、ステージの下の床に降りる。



おじいさん「君が、研磨の妹さんかな？」


『はい、弧爪Aです。」


おじいさん「…そうか。私は猫又だ、よろしくな。」




よろしくお願いしますと頭を下げると、猫又先生は優しい声色で私にこう聞いてきた。



猫又「うちのバレーを見て、なにか感じるものはあるか？」





たくさんありました、と素直にさっき感じたことをいくつか話した。





猫又「そうか、そうか。…楽しんでいきなさい。」




猫又先生は噛みしめるようにそういった。








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1日の練習が終わり、ただいまクールダウン中。


クールダウンっていうのは、練習が終わった後にやるストレッチのことで、これをしっかりやらないと、疲れがたまってしまうとのこと。






クロ「終わったかー？んじゃミーティングー」



ストレッチが終わり、猫又先生のほうへ集合。



ぐるりと先生方を囲むように丸くなる。



猫又「今日も1日お疲れ様。さて、主将から聞いたと思うが練習試合を行なうことになった。詳細をプリントにまとめたから、これを見てくれ。」



そういうと、先生はクロにプリントを渡し、全員にまわすように指示をした。



私のところにもわたってきたので一通り目を通す。




クロが言ってた烏野高校があるのは宮城県で、今回のような練習試合は久しぶりにやるみたい。




猫又「久しぶりに烏野と練習ができるんだ。存分に楽しみなさい。」




先生はそういうと、とても嬉しそうな顔をした。

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