第七話:白い蝶の正体 ページ8
em視点
戦況はwr国が優勢。
gr「今回も上手くいきそうだな」
em「えぇ。そう…ですね」
gr「どうした?」
em「いえ…故郷を…思い出しただけですよ」
gr「そうか…」
突如警報がうるさく軍内に響き渡った。
em/gr「「!!?」」
rb『グルッペン!エミさん!そっちに侵入者が行ったよ!』
バンッと大きく戸が開かれた。
敵「貴様がwr国の総統様だな?」
em「ッ!」
見知った顔がそこにあった。
私はこの男を知っている。
私は咄嗟に護身用の銃を構えた。
敵「む。貴様は…」
em「私はwr国参謀官のギレリスです」
敵「ふっ…つまらん嘘をつきよって…まさか俺がお前を知らんとでも…?」
嫌な汗が頬を伝う。
ダメだ。言うな。
私がここに居られ無くなる。
敵「貴様は『エミール』だろ?」
gr「お前ッ!スパイか!」
em「違います!!」
ヤバい…だんだん頭が回らなくなってきた…
敵「いいや。貴様が裏切ったんだろう?『白き毒蝶エーミール』」
gr「は?」
まさかこんな形でバレるとは思いもしなかった。
だから仕方なくウィッグとコンタクトを外す。
em「えぇ。あなたの言う通り私はエーミールです」
gr「え。待って…頭が追い付かねぇゾ」
敵「いいのか?貴様がエーミールだと知ればこいつらはきっと…貴様を捨てr」
ザシュと鈍い音がした。
gr「え…?」
そこには体と首が別れた敵と返り血を浴びたエーミールがいた。
em「貴様貴様五月蠅い。他力本願しかできない社会のごみが…」
gr「ギ…ギレリス…?」
em「ふふ。ごめんなさい。お見苦しいところをお見せしてしまって。」
gr「……」
em「あと。もう私の名前はギレリスではありません。エーミールです。」
gr「…エーミール。お前に一つ質問をする」
em「えぇ。何でしょうか」
gr「何故お前は泣いている?」
em「え?」
気付け私は泣いていた。
最終話:自由→←第六話:Episode: Butterfly
17人がお気に入り
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
骨俄 - 僕も四流が大好きなんですよ。この作品大好きです‼️ (2022年9月20日 21時) (レス) id: fa6bae3e7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:卯月師走 | 作成日時:2020年2月7日 17時