久しぶりの幼馴染 ページ7
蒼弥side
ーあ、優斗だ
昼休み、一人で校内を歩いていたら、
ふと空き教室の一つに入っていく幼馴染の姿を見つけた。
(今がチャンスかも…)
周りに人が居ない事を確認してから、後を追って空き教室へ入ると、机を2つくっつけた上に
優斗が寝そべっていて
俺が入ると なんでここに… と呟きながら起き上がった。
優｢そうやん…｣
｢優斗、｣
優｢あいつは？｣
警戒しながらこっちを見つめる優斗に、今日は一人だよ と返したら 安堵の表情を浮かべた。
｢今いい？
…少しで良いから話したい｣
優｢ん。｣
優斗から二つ離れた机に腰を掛けたけど、やっぱり少し緊張する。
｢…。｣
優｢………珍しいじゃん、作間いないの｣
｢え？｣
優｢一人でいるの、かなり久しぶりじゃない？｣
｢あー…そうね。
…ちょっと一人になりたかったから｣
まぁ作ちゃんは 何か言いたそうだったし
不満そうではあったけど。
優｢…そっか。｣
｢あのさ、優斗。
一つ聞いていい？｣
優｢なに？｣
｢なんで 急に距離を置いたの？
理由考えたんだけど、分かんなかった｣
優｢！｣
｢俺に悪い所があるなら直すから。
だから、優斗の口からちゃんと聞きたい｣
優｢…そうやん。
一つ言っておくと 俺、別にそうやんが嫌いになったわけじゃないから｣
｢え、そうなの？｣
てっきり、俺がなにかして
それが優斗の地雷で〜みたいな感じかと思ってた。
｢……そう呼ぶの久しぶりじゃない？｣
優｢あ。確かに｣
学校で見かけて、少しだけ話す時とか
優斗は俺の事を 蒼弥 って呼ぶようになった。
まぁ、高校生にもなってあだ名で呼ぶのは
ちょっとどうかと思うけど、久しぶりに呼ばれると嬉しかったりもする。
優｢俺、作間が ｢ガリさん、｣ !!｣
｢え、｣
作ちゃん？
俺が困惑している横で、優斗は作ちゃんを見ながら分かりやすく舌打ちをした。
優｢なんでいるのか分かんないけど…
人としてどうかと思うわ｣
作｢…なんとでも。｣
｢作ちゃん、俺優斗に…｣
優｢もういいよ、作間と早くどっか行けばいいじゃん｣
｢!!｣
何それ
さっきまでは普通だったのに、何でそんな急に冷たくなんの？
じんわりと目頭が熱くなるのを感じながら、
作ちゃんに手を引かれるがまま 空き教室を出た。
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りお(プロフ) - うぉー！ ついに！コラボですね！ 待っていました！ありがとうございます。 ゆっくりでいいので更新待ってます。 (2019年1月25日 15時) (
レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 銀次さん» ありがとうございます、頑張ります！ (2018年12月10日 22時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
銀次 - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年12月10日 21時) (レス) id: dbee3f1751 (このIDを非表示/違反報告)
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