幼馴染と厄介者 ページ5
優斗side
あ、まただ
朝練に行く途中、反対方向から歩いてくるアイツ。
｢…毎朝懲りないね、作間｣
作｢おはようございます、優斗くん｣
｢おはよ。
そんなに早く来なくても、蒼弥はまだ寝てるけど？｣
中3の時、転校してきて少し経ってから作間は
蒼弥の家に毎朝行くようになり
それまでは、朝練がない日とか途中まで俺と蒼弥で登校していたのに、いとも簡単に崩れ去った。
作｢優斗くんには分かりませんよ、きっと。｣
ー愛しい人を待ってる気持ちなんて
｢…あっそ、｣
これ以上付き合うのもバカバカしくて、話を切り上げて学校に向かう。
｢……相変わらず 気持ち悪い｣
蒼弥の事を考えてる作間の目は、恋する乙女とかそんなんじゃなくて…
まるで、お気に入りの物を愛でるような…そんな目をしてる。
よく分からないけど、見る度に凄く不快な気持ちになった。
(そもそも、なんであんなに執着してるのか分からないし！)
蒼弥もなんで変だって思わないのかな、って腹立たしくなる。
｢どうしたら伝わるんだろうな〜…｣
※ここから視点が変わります
作間side
『 おはよう、作ちゃん 』
毎朝、家族以外で 一番最初にこの言葉が聞きたくて家に行く。
通学の時、ガリさんの横を歩くのも
お昼も一緒に食べるのも俺。
校内で一緒にいる所を見かける度に
優斗くんは面白くなさそうにしてるけど、奪ったからには返すつもりは無い。
幼馴染といっても、みんながみんな仲が良いとは限らないし
それなら、別にいいよね？
ガリさんの隣は、俺じゃなきゃ。
｢ガリさん、今日帰り寄り道しない？｣
『良いけど、どこ行くの？』
｢ゲーセン行こ。
たまには、さ｣
『良いね！』
眠そうにしていたのに、途端に目を輝かせるのがいちいち可愛くて、
この顔を独り占めしている事に凄く優越感がある。
｢ついでにご飯どっかで食べようよ、久しぶりに｣
『確かに久しぶりだわ。
うわ、めっちゃ楽しみなんだけど！』
こうやって 嬉しそうにしてる顔がみたくて、敢えて誘わないでたんだけど
( 我慢して良かった )
他の奴がそれを見ないように、体で遮りながら相槌を打つ。
｢俺も楽しみだよ｣
だって、もっと長くガリさんと入れるから。
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りお(プロフ) - うぉー！ ついに！コラボですね！ 待っていました！ありがとうございます。 ゆっくりでいいので更新待ってます。 (2019年1月25日 15時) (
レス) id: 65c270f629 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 銀次さん» ありがとうございます、頑張ります！ (2018年12月10日 22時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
銀次 - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年12月10日 21時) (レス) id: dbee3f1751 (このIDを非表示/違反報告)
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