傍に ページ28
蒼弥side
俺、振られちゃった
そう言って力なく笑えば、優斗は困った顔をして笑い返す。
罪悪感とか、感じてるのかもしれないけど
正直もうどうでも良かった
優｢そうやん、あのさ…｣
｢ありがとう｣
優｢へ？｣
｢優斗のおかげで、やっと終わったよ。
だから…、ありがとう｣
優｢俺は、無神経なこと言っただけで！
本当にごめん｣
｢うん、確かに無神経だったけどさ｣
優｢ｳﾞｯ｣
｢それでも結果は変わらなかったし、もう良いよ｣
気まずそうにしてるけど、普通に接して欲しい。
｢それにほら、綺麗だよ夕日｣
前は 夕日を見る度に、作ちゃんの事を思い出していた。
会いたくて、もう一度…ってそれこそ、女々しかったと自分でも思う
でも 今は違う
一緒にいるのは…作ちゃんではなく、優斗で
作ちゃんに会いたい、なんて気持ちは跡形も無く消え去ってしまった。
優｢…そうやん、明日からまた学校だよね？｣
｢ん？そうそう。
…あ、心配とかしなくていいから｣
優｢！｣
｢お人好しも程々にしなよ(笑)
あんまり首突っ込むと、井上先輩に何か言われんじゃない？｣
ほら、帰るよ
暗くなる前に行かないと。明日もあるんだし。
何か考え込んでいる優斗の手を、やや強引に引いて河川敷を後にする。
｢夕日、今日も綺麗だったね〜｣
優｢…｣
｢どこで解散する？一応駅に｢待って｣ ｣
優｢ごめん、もう少しだけ時間くれない？｣
｢……良いよ。｣
とりあえず、座ろうか
という事で近くの公園のベンチに腰を落ち着けることに
日も暮れて、遊んでいた子供達も帰った後だから公園内は静かだった。
そして、話を切り出したのは優斗の方からで
優｢ごめん、そうやん｣
優｢そんな顔させたかったわけじゃないのに。
俺のせいで、ごめんね｣
ただ、笑って欲しかっただけなのに
結果的に余計な事をしただけだったよね
切なそうな、今にも泣きだしそうな
そんな表情を浮かべながら、ポツリポツリと話すのを、無言で聞く。
確かに、余計なお世話だった
けど
今日みたいに、学校をサボって遊んだり
くだらない話をして笑ったりとか
そんな些細な事を一緒にしてくれるだけで凄く嬉しいのに
｢どこまでもお人好しだよね、優斗って｣
傍にいてくれるだけで 十分だよ
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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