渡さない ページ22
優斗side
『作ちゃん』
そうやんが呟いた瞬間
頭に血が上って…何でか凄くイラついた。
こっちを見て立ち止まっている男の子は、大人っぽくてモデルみたいにスタイルも良くて
正直、めちゃくちゃカッコいい。
その子を見た時のそうやんの顔は、嬉しそうで
邪魔をするべきじゃないのは分かってる
のに、気付いたら腕を掴んで行くのを阻止していた。
蒼｢は、優斗？｣
作｢…え…｣
蒼｢作ちゃんごめん！
いきなりこんな…｣
気に入らない
そうやんがその子を見る度、話しかける度
胸の中にあるどす黒いものが大きくなっていく。
｢作ちゃん？だっけ。
こんな時間に何してんの？｣
蒼｢おい、さっきから何突っかかって…!!｣
作｢大丈夫だよ ガリさん。
まあちょっと呼び出しで…これから学校に行こうと思ってます｣
｢呼び出し？｣
作｢彼女がちょっと、｣
蒼｢…ぇ。
あー、言わなくて大丈夫!!それより連絡先交換しない？｣
俺の事はほっておこう、みたいな態度に腹が立つ。
だから 携帯を出そうと油断したそうやんの腕を、強く引いて抱き締めた。
蒼｢おい!いい加減にしろよ優斗!!｣
｢俺年上だかんね！？
そんなこと言うなら離してやんない｣
蒼｢はぁ！？ちょっと作ちゃん助けて！｣
作｢仲良いんだね(笑)｣
『良いよ!!/良くない!!』
その後、結局そうやんと作ちゃんは連絡先交換してて面白くなかったけど
俺も作ちゃんと交換したからまぁいっか、ってなった。
作｢じゃあ俺、学校行くね。
ガリさん、優斗また！｣
蒼｢またね！頑張って〜｣
｢じゃあねー作ちゃん！また今度｣
作ちゃんと話す度、そうやんの顔がいちいち嬉しそうだったというか、何か…
雰囲気が男だけど、恋する乙女って感じだった。
全然違うけど、はしもっちゃんが瑞稀と楽しそうに会話してて俺を置いてけぼりにしてるアレと似てる気がして、複雑な気持ちになる。
はしもっちゃん達は、邪魔をする気は無いし
慣れたからいいんだけど(笑)
｢そうやん、楽しそうだったねー｣
蒼｢うん、作ちゃんと会えて嬉しかった！
てかさ…優斗、本当に何だったの？｣
｢何が？｣
蒼｢仲良くなったなら、良いんだけどさ｣
｢……、うん。仲良くなったよ｣
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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