たった一つの嘘 ※修正あり ページ21
蒼弥side
｢あれは…、冗談でしょ。｣
優｢俺は冗談だって言ってない｣
真っ直ぐ俺を見つめる目は、真剣そのもので
俺の手を掴む優斗の手は、緊張からか少し汗ばんでる。
｢いきなりそんな事言われても…
じいちゃんと、ばあちゃんいるし｣
優｢…他は？｣
｢いないよ。じいちゃん達だけしか家族は…、
けど置いていく訳にはいかない｣
優｢…。｣
｢逃げたら楽なのは分かるよ
…でも、2人がまだいるうちに恩返ししないといけないから｣
優｢そうやん…｣
｢もし、2人に置いていかれたら
その時は、俺から優斗に言ってもいい？
…一緒に来て、って｣
優｢……、良いよ。
いきなり変な事言ってごめん！｣
そう言って優斗が手を離すと、ピリピリと張り詰めていた空気は消えた。
(謝らなきゃいけないのは俺の方なのに)
ーたとえ、本当に1人になってしまったとしても
俺から優斗に言う日は、絶対来ない
今、優斗は返事をするのを一瞬躊躇した
俺は2人がいなくなってしまったら、何も残らないけど優斗は違う。
いなくなったら悲しむ人だって、きっと沢山いると思う
それなのに、優斗は…
(バカだなぁ、本当に)
なんでそこまでしてくれるのか、分からないままだけど
自分で自分の首を絞めるような事をするのは
俺には理解できない。
(変な奴…)
優｢…そうやん、この後どうしよっか。
瑞稀から言われてる？｣
｢いや、サボれとだけしか…｣
というか、これからどこ行けば良いのかな…
｢まぁ立ちっぱなしも疲れるし、ちょっと歩いて適当に店入ろ。制服だと目立…｣
？｢…ぁ、
ガリさん…？｣
｢つから…、!!｣
優｢、？そうやん？どうした？｣
｢…作ちゃん…？｣
少し離れた所に立っている姿は、最後に会った時より更に大人びていた。
でもそれは紛れもなく、あの作ちゃんで
( ずっと会いたかった )
作｢久しぶり、だよね。
今大丈夫？｣
｢久しぶり、大丈…｣
『ダメ』
優｢ダメ、あげないよ｣
駆け寄ろうとしたのを制したのは優斗で、
鋭い眼差しを作ちゃんを向けていた。
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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