約束 ページ16
蒼弥side
その日を境に、どんどんエスカレートしていくイジメ
下駄箱が被害に合うのは予想がついてたけど、前よりも増した陰口とか 増やされた雑用に加えて 階段から突き落とされそうになったり…。
｢、った…!!｣
佐｢あ、ごめーん猪狩くん｣
木｢腕大丈夫〜？(笑)｣
今だって、わざと怪我してる方の腕にぶつかってきたし
最悪、傷が開いたらどうするつもりなんだろうって思うけど 何も考えてないんだろうな。
佐｢あ、今日皆用事あるから〜掃除よろしく(笑)｣
木｢1人だけど、頑張ってね(笑)｣
｢……、大丈夫。このくらい平気｣
投げ出しちゃ駄目だ
決めたからには、最後までやり通さないと
その為にはさっさと今押し付けられてるノート運びを終わらせないとな
ズキズキと痛む腕を動かし、ノートを抱え直して歩き出す。
今日は雨だから、夕日は見れないな
そんな事を思いながら、職員室へと向かった。
※視点変わります
〜瑞稀side〜
｢はあ？｣
『お願い!!瑞稀にしか頼めないんだよ〜!』
｢なんで俺が1年のとこ行かなきゃいけないの。優斗行きなよ｣
『行けないから頼んでるんじゃん！』
休み時間、珍しく優斗から電話が来たから何かと思って出てみれば…
1年のクラス回って、猪狩蒼弥って子の連絡先聞いて欲しい
って言われた。
｢1年って、騒ぎあったばっかだからやだよ｣
『だからだよ！お願い瑞稀、俺あの子を助けたい』
｢俺が許すと思ったわけ？｣
『思わない。
でも、今回は俺も引かないよ…絶対』
昔からトラブルに巻き込まれてばっかりで
怪我することも多くて、危なっかしいから目が離せなくて…
なのに、自分から首を突っ込むようなことをなんでするの？
｢1回会っただけの、会話もそんなしてないんでしょ？
なんで優斗が必死になってんの｣
『…笑顔にしたいって、思ったから』
いつになく、真剣な声
その猪狩蒼弥って奴に、何があったとかそんなの興味ないけど
｢………、分かったよ。｣
本人は気付いてないだろうけど…
優斗がーー…したのがどんな奴か、自分で確かめたいと思った。
好きな人が夢中になってるのがどんな人か
気になるのは当然でしょ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 412人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
