悲しそうな顔をしていたから ページ12
優斗side
家から少し離れたところにある河川敷
野球をやっていたから、大学が終わってバイトもない時間が空いた時に、たまに草野球に交ぜてもらってる。
今日も丁度時間が空いていたから、交ぜてもらおうと思って向かっていると
そしたら、いつもは誰もいないのに珍しく見ている人がいた。
それも学生で、こんな時間になんで？って思ったけど雰囲気的に何やら深刻そうな感じがする。
…気になったのは、血の気のない顔と片腕をずっと抑えてる所
｢…瑞稀が怪我を隠してた時と、同じだ｣
あの時は痛いのに、ドジして怪我をしたのを知られたくなくて隠してたら悪化して
瑞稀大好きマンで、温厚なはしもっちゃんがガチギレしたんだったな〜怖かった！
｢どうしよ。怪我してるんだよね｣
でも、いきなり大丈夫？って聞いてもあぁいうタイプは意地張るよね？瑞稀は現にそうだし
しばらくじっと見てたら、電話で何か話してた
けど会話は聞くつもりは無かったけど
誰かが迎えに来る、とだけは分かった。
｢じゃあほっといても…平気か｣
早く野球しよ
そう思い、皆がいる所に行こうと思ったけど
何故か足は動かなかった。
ﾓﾌﾞ｢おーい優斗!!｣
ﾓﾌﾞ｢早く来いよ〜｣
遠くから俺に気付いた仲間が呼んでるけど、足は止まったままで
｢うーん…｣
何でだろう、そう思いながら
ふと、何となくあの学生を見たら
｢……。｣
固まったように動かなかった足が動いた。
向かう先は仲間の元ではないけれど
｢また瑞稀に怒られるかな〜…｣
『もう、無理するなよ！』
『じゃあ優斗の事は誰が守るの？』
悲痛な叫びは、忘れたことは1度も無い。
２度と泣かせない
そう決めた。
心配させたくないから、気を付けないと行けないのは分かってる
でも、
｢…ほっとけない｣
あんな、悲しそうな顔をしていたら。
｢じゃあ逃げてみる？｣
気が付いた時にはそう声を掛けていた。
何を抱えているか何も分からないけど
君が笑顔になるまで、一緒に逃げようか。
ー例えそれが、間違っていたとしても
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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