番外編 ページ11
(息抜きに本編には書かない、はしみず編)
涼side
俺と瑞稀は、いわゆる腐れ縁と呼ばれるもので
クラスは一度も離れたことがない
仲は良かったし、クラスはずっと離れないしで中学では名物コンビとまで言われた。
元々、小学でも中学でも告白とかはされる事はあったんだけど、高校に入ってからは告白されるもっと増えて
瑞稀と一緒にいる事が少なくなった。
休み時間は、いつも瑞稀の所に行って雑談するのにそれより先に女子が我先にと来るから行けないまま。
移動教室だって、瑞稀は1人で行くし
…瑞稀は何とも思わないのかな
高校はどうしても一緒の所に行きたくて、勉強を頑張って何とか瑞稀と同じ所に行って
それこそ奇跡的にクラスも一緒になったのに。
｢俺のことなんて、もうどうでもいいのかな｣
瑞｢どうでもよかったら、一緒に帰らないよ｣
｢ェッ!?み、瑞稀さんいつそこに…｣
瑞｢んー、はしもっちゃんがボーッと色々考え始めた時から？｣
｢結構前じゃん！
…え、待っててくれたの？｣
瑞｢当たり前でしょ(笑｣
ほら、早く帰るよ
未だに呆然としてる俺の手を瑞稀が引いて、さっさと歩き出す。
手なんて繋いだのは久しぶりで
こういう事は人前では絶対やらないのに。
俺がちゃんと歩いてても手は離さないままの瑞稀は、仄かに耳が赤く色付いていた。
｢ねえ、瑞稀｣
瑞｢…なに｣
｢こうして帰るのも、もう最後だね｣
瑞｢そうだね〜、はしもっちゃんは大学行くかも決めてないんでしょ？｣
｢実は…親父が遠くに転勤するらしくて。
母さんはついていくらしいけど、俺は決めてないんだよね｣
瑞｢えっ｣
｢あっ瑞稀は優斗と同じ大学だよね？
良いな〜、羨ましいぞコノヤロー(笑｣
辛気臭い雰囲気になるのが嫌で、話を逸らしたけど勿論瑞稀の顔は曇っていた。
段々歩くペースも落ちてきて
ついには立ち止まってしまったから驚いて振り返ったら…
｢え、瑞稀…？｣
瑞｢ねえ｣
瑞｢はしもっちゃんは、俺と同じ大学に行くと思ってた。
だから高校も同じ所に来たのかと思ってたのに…違うの？｣
今にも零れ落ちそうな涙を懸命にこらえて、俺を見つめる瑞稀は見たことがない顔をしていた。
｢俺はー…｣
…続きは気が向いたら。
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中月さん(プロフ) - 桃さん» レス遅れてすみません、ありがとうございます。結末はまだ分からない状況ですが気長にお待ちください！ (2018年10月17日 11時) (
レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - はじめまして！私は瑞稀担ではしみずが好きなのですが、このお話が1番好きです！ゆとそやにこれからはしみずがどのように絡んでくるのか今からとてもワクワクしています。これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 19時) (レス) id: ea97869320 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 空さん» いえ、コメントありがとうございます!!スランプで思うように書けなくて悩んでいたので凄く嬉しく思います。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2018年8月28日 23時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
空 - はじめまして。私はまだ最近好きになったばかりでにわかと言われるほどの初心者ですがこのお話がすごく大好きです。上から目線みたいな言い方になってしまうかもしれませんが更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2018年8月28日 23時) (レス) id: b4361413e4 (このIDを非表示/違反報告)
中月さん(プロフ) - 花*花さん» ありがとうございます、そういってコメントは嬉しいです!楽しみに待っていてくださいね！ (2018年8月3日 20時) (レス) id: 4fb56a48c0 (このIDを非表示/違反報告)
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